○今後、高い確率で起こりうる南海トラフ巨大地震をはじめとした、いかなる大規模災害においても、国民の生命と財産を守る強靭 な国土を構築するためには、防災・減災対策の強化と多重型国土軸の形成によるリダンダンシーの確保が緊急の課題。
○10月15日に開会した臨時国会(12月6日閉会)において、「防災・減災等に資する国土強靭化基本法案(議員立法)」が審議中であり、会期内の成立を目指している。法案成立後は、国土強靭化に係る国の他の計画等の指針となるべきものとして、平成27年度予算の概算が始まる来年5月を目途に国土強靭化基本計画を定める予定。
○一方、財務省財政制度等審議会財政制度分科会では社会資本整備を巡る現状と課題として、今後の社会資本整備のあり方について、これまでのような新規投資を重視する考え方からの転換が論ぜられている。
○鳥取県内においては、平成25年度中に山陰道「鳥取IC〜鳥取西IC間、赤碕中山IC〜名和IC」及び山陰近畿自動車道「駟馳山バイパス」が開通するなど着実に整備が進んでいるところであるが、米子鬼太郎空港にスカイマークが就航し、境港には多数の大型クルーズ船が寄港するなど、今後一層、国内外の観光・経済交流の強化・促進を図る必要がある。1日も早い県内高速道路ネットワークの全線の完成に向けて、残る区間の整備を進めるための十分な予算確保と、ミッシングリンクの解消に向けた調査・検討を推進する必要がある。
・山陰道「鳥取西道路(鳥取西IC〜青谷IC)」の整備促進
・山陰道「北条道路」の交通安全対策事業の早期供用・事業再開に向けた調査の促進
・「山陰道〜鳥取市福部町」の検討の促進
・「米子市〜境港」の検討の促進
・「鳥取自動車道」「米子道路」の付加追越車線の早期供用
・米子自動車道の4車線化
・地域高規格道路「山陰近畿自動車道」「北条湯原道路」、「江府三好道路」の整備促進
○国土強靭化基本計画において『全国高速道路ミッシングリンクの解消』を反映させるとともに、平成27年度予算の重点配分・未事業化区間の解消に向けて、県単独や他府県と連携した要望活動を実施するために要する経費
・高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する11県知事会議〔山形・福井・和歌山・鳥取・島根・山口・徳島・愛媛・高知・大分・宮崎〕
・山陰近畿自動車道整備推進協議会〔京都・兵庫・鳥取〕
・山陰自動車道建設促進期成同盟会幹事会〔鳥取・島根・山口〕
・中国横断自動車道姫路鳥取線建設促進期成同盟会〔兵庫・鳥取・岡山〕
・全国高速道路建設協議会、道路整備促進期成同盟会全国協議会など
【要望書等資料作成費】
その他の需用費 800千円
【意見交換会会場等使用経費】
使用料及び賃借料 200千円
【要望活動のための東京等出張旅費】
年回累計人数 約50人
普通旅費 一人一回 平均約15千円×50人=750千円
役務費 一人一往復(東京) 約50千円×50人 2,500千円
○合計
4,250千円