現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 県土整備部の将来の建設産業担い手育成支援事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:土木管理費 目:土木総務費
事業名:

将来の建設産業担い手育成支援事業

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県土整備部 技術企画課 企画・県土強靱化担当  

電話番号:0857-26-7499  E-mail:gijutsukikaku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 1,703千円 1,548千円 3,251千円 0.2人 0.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 3,571千円 1,548千円 5,119千円 0.2人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,571千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:910千円

事業内容

1 現状と背景

土木建設業は、社会資本の整備・維持管理、除雪及び災害対策など地域の安全・安心を支えている。

     また、生活・産業を支えるための社会資本整備を担っており、社会にとって土木建設業や土木施設は決して欠くことのできない存在である。
     近年、公共事業の大幅な減少、建設業の経営不安定、土木就業者の高齢化、若者の土木離れなど、否定的な話題が多く、生活基盤を支えるべき土木建設業界が危機的な状況となっている。
     地域の安全・安心を担う土木建設業の経営安定化のための対策として「公共事業予算の確保」、「入札制度の見直し」、「専門家による経営改善」などに取り組んでいるが、並行して、将来を見据えた持続可能な土木建設業を目指した「若手技術者の育成・確保」が重要な課題となっている。

2 土木建設業の抱える課題

(1) 問題点
○ 土木建設業の経営不安定
○ 土木建設業の技術者の高齢化
○ 若者の土木離れ

(2) 現場(関係団体)の意見
○ 建設業者には技術者を育成する体力がない。
○ 「やっと行政が取り組んでくれる」という感である。
○ 「土木志向」を目指す若者を増やす対策が重要。

3 国や県の取組の現状

(1) 県の取組・対応
○ 土木建設業の経営不安定に対する県の取組
 ・ 公共事業予算の確保
 ・ 入札制度の見直し
 ・ 経営改善
○ 技術者の高齢化、若者の土木離れに対して
 →県として取組を行っていない。

(2)国の取組
○建設技能労働者の人材確保について検討。
    ・建設労働者の減少において人材確保に関する課題に対して、対応の方向性及びその対策を検討。
○「建設労働者確保育成助成金」制度。

4 取組の必要性

持続可能な土木建設業のための「県土保全を担う土木技術者の確保・育成」を目的として、
・ 若手土木技術者の人材確保・育成
・ 若者の県内土木建設業への就業意欲向上
に向けた施策を実施し、土木技術者を確保・育成する必要がある。

5 事業内容

持続可能な土木建設業を実現するためには、次世代へ繋がる人材の確保(量の向上)が必要であり、土木のイメージアップを図り土木への関心や理解を深め、人材確保を図るための事業及び若者の土木建設業への就業意欲向上に資する事業を行うもの。
 なお、人材の育成(質の向上)については、既存の(公財)鳥取県建設技術センターの技術研修等において行う。

○シンポジウム開催(事業主体:土木学会等) C=2,000千円
 土木関係者ではなく、主に主婦層や将来を担う子供たちも含めた広く県民の方に土木の必要性や効果について認識していただき土木のPRをすることで土木のイメージアップを図るためにシンポジウムを開催。
 平成26年度は土木学会設立100周年であり、土木学会との共同実施を予定している。
 ・土木イメージアップシンポジウム(仮称)
  ・対象
     主婦層や子供(土木界から一番遠い位置にいる層を対象とすれば、どの層にも受け入れられる)
  ・内容
  第1部
   1)講演(土木学会土木広報アクションプラン小委員会幹事会幹事)
   2)報告(女性技術者(ドボジョ))
   3)工事の紹介(わかりやすく工事を説明。例「道づくりのひみつ」という平易な図書による)
   4)行政からのお知らせ
  第2部
   1)パネルディスカッション(女性技術者) 

インターンシップ支援の取組
商工労働部:県内産業の人材育成・確保促進事業との連携してインターンシップの実施支援を行う。
 ・建設業者への受入れ企業登録働きかけ
 ・工業高校への受入れ企業の紹介

○ 未来の土木技術者の育成(事業主体:県) C=1,085千円   
県内土木建設業への就業意欲向上のため、高校生、大学生のインターンシップを受け入れた場合に要した経費を支援。

○土木系OB職員による技術者育成(事業主体:県)
                            C=186千円   
 インターンシップ研修において、施工業者側からの視点だけでなく、行政側の視点でも研修することにより、学生の視野や知識の幅が広がり、入職後のミスマッチを防止する。

○土木の魅力PR事業(事業主体:県) C=300千円
 ・土木PR冊子作成
 土木事業をPRするため、県民にわかりやすく、平易に土木事業を紹介、また、土木事業に携わっている技術者(女性等)の取材、インタビューにより土木の魅力を紹介する。
 ・マスコミとのタイアップ
 土木事業をマスコミを通じて広報することにより、土木のイメージを改善する。土木の魅力をPRする。
 ・現場見学の実施
 県が実施している社会資本整備の理解して頂くため、地域住民の方に対する現場見学会を積極的に実施していく。
 

6 必要経費

○必要経費 C=3,571千円
 ・シンポジュウム開催経費 C=2,000千円
 ・インターンシップ経費支援 C=1,085千円
 ・OB職員経費        C=186千円
 ・PR冊子作成経費      C=300千円

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

土木建設業の経営不安定に対して、
(1)公共事業予算の確保
→H24補正経済対策予算及びH25.6月補正後の公共事業予算は、H24当初の1.45倍を確保した。
(2)入札制度の見直し
→H25.4に地域密着型総合評価落札方式を新たに制定し、維持修繕工事など地元をよく知る企業が行う方が効率的な工事について、地元企業が維持管理等を継続的に行い、地域に根ざした企業の育成を図ることとした。

 技術者の確保・育成に関しての取組では、(公財)鳥取県建設技術センターが実施している技術研修により人材の育成を行っているが、人材の確保については、県では取組を行っておらず、若年就労者の減少に伴い、技術者の高齢化や技術の継承ができない状況である。

これまでの取組に対する評価


財政課処理欄


・未来の土木技術者の育成については、インターンシップにかかる全体計画・目標の整理が十分でないため、計上を見送ります。 
・シンポジウム開催、土木系OB職員による技術者育成について、金額を精査しました。
・土木の魅力PR事業について、標準事務費(枠内)で実施してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 3,571 0 0 0 0 0 0 0 3,571

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 910 0 0 0 0 0 0 0 910
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0