(1)技術開発促進・人材育成事業(事業費:4,032千円)
◆人材育成カリキュラム開発
・鳥取大学等地元高等学術機関などと連携し、海底工作物などの設置など採掘に必要な基盤的技術を開発し、その実用化に向けた人材養成を目指す。
<1>必要な知識と技術を修得するためのカリキュラムの開発
<2>そのために必要な教材や機器機材についての検討
・これらの条件を整備した上で、実験的な授業(プレ講座)を実施し、寄付講座の可能性について評価する。
◆メタンハイドレート海洋調査実践事業
・ワーキングメンバーである鳥取大学研究者(教員・学生)や水産研究機関(水産試験場)研究員が、日本海沖でのメタンハイドレート調査航海(7/22〜7/28)に乗船し、賦存海域で採水・採泥調査を行い、実際の海底の状況を調査する。
・調査の結果を人材育成・技術開発促進、基礎調査促進に反映させる。
(2)基礎調査促進事業 (事業費:2,414千円)
◆環境アセスメント検討
・開発により懸念される環境への影響を検討し、その影響度を評価する手法等のアセスメント技術の確立を目指す。
<1>既にある水産試験場等の調査、測定しているデータを整理
<2>採掘や各種工作物の設置に対する影響度、評価方法の検討
<3>基礎データになる賦存エリアでの定点測定に関する場所、回数、方法などの検討
・これらの条件を整理した上で、観測点の追加、環境アセスメント実証技術の確立につなげる。
◆情報共有体制の構築に向けた検討
・調査時や将来の開発時に漁業者、研究機関、資源開発者等の間で情報交換・共有が必要になる。その際に利用者が必要なデータ、その収集、提供方法など情報共有体制のあり方について検討する。
(1)(2)の実施方法 ワーキングを立ち上げ具体的な検討 を行う。
(1)人材育成ワーキンググループメンバー
・地元大学、明治大学、岡山大学、他大学
・産業技術総合研究所
(2)基礎調査促進ワーキンググループメンバー
・地元大学、明治大学、他大学
・産業技術総合研究所
・石油天然ガス・金属鉱物資源機構
・水産試験場
・県漁業協同組合、漁業従事者
(3)普及・啓発事業 (H26当初予算で要求済み)
・メタンハイドレート研究会の開催
・中高生によるシンポジウムの開催
・公開講座の開催