(1)事業の目的
国内外アーティストによる県内での滞在制作・展示活動(※アーティスト・イン・レジデンス)を促進し、地域とアーティストとの関わりを地域活性化につなげるため、「アーティストリゾートとっとり芸術祭」を開催する。
→(県外へ発信)アーティスト移入・滞在の増加
→(県内へ発信)アートを活かした地域活性化への取組促進
※アーティストインレジデンス(AIR)とは、アーティストが自分の本拠地以外の場所に滞在し、地域の自然・歴史・文化との関わりのなかで作品制作に取り組む活動。アーティストとの交流が地域の活性化、地域の価値の再発見につながるため、その効果に注目し鳥取県はアーティストリゾート構想を推進している。 |
(2)これまでの実績
・平成20年度から毎年開催されている「鳥の演劇祭」は、本県アーティストリゾート構想の象徴的取組として定着している。
・また、平成24年度からは、AIRを通して地域課題の解決につなげるため、「暮らしとアートとコノサキ計画」を実施し、受入団体の育成が図られてきた。
・このような取組の中で、受入団体によるアトリエ・展示スペース、ゲストハウスの整備など、アーティストの受入れ環境は整いつつある。
(3)現在の課題
・AIR活動、作品展示、舞台公演等が個別に実施され、本県がアーティストにとって魅力あるフィールドであることを十分にPRできておらず、県外者の移住・定住に十分結びついていない。
・アートの社会的役割やAIRの効果、地域への好影響(芸術鑑賞機会の拡大、にぎわい創出、世代間交流のなどの効果)について、県内地域への普及啓発が十分ではない。