これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・森林・林業の再生に向け、「低コスト林業」で持続的な林業経営を推進するため、路網密度を高め、効率的な作業システムを構築することが必要。
・従来より森林整備や林業経営の基盤となる公共施設として、国庫補助事業を活用し”林道”を効果的に整備してきたところ。
・一方で、高密かつ効率的な作業システムの構築においては、林道と作業道の中間に位置する路網の整備体制が不十分であった。
・この中、国の補助制度が変更となり、森林施業専用に開設する「林業専用道」の補助制度が23年度から始まった。
これまでの取組に対する評価
・林道は森林整備や林業経営の基幹路網として機能している他、山村集落の生活基盤の改善や県民への森林空間の提供等、多面的に整備効果を発揮しているところ。
・しかし、基幹路網の整備を林道のみで行うには、相応の時間や経費が必要となり、作業システムを飛躍的に推進することは困難。
・今後は適材適所で、林道と林業専用道の使い分けによる基幹路網の整備を行うことが必要。
・地形が30度程度の緩傾斜の地域においては、林業専用道による基幹路網の整備が有効。