【現状】
○いじめ防止対策推進法が施行され、学校等においていじめ防止対策を効果的に進める必要がある。
○平成24年度来、文部科学省がいじめの未然防止の要として提唱している「居場所づくり」「絆づくり」の研究に努めてきた。その成果を発表し、実践を交流する機会を設けることをとおして成果を普及・浸透させる必要がある。
○本県では、全ての県立学校で公開LHRを実施する、全ての市町村の人権教育主任会に県教育委員会が参加するなど、他県にはない施策を推進している。国の提唱している内容を踏まえ、いじめ防止に向けて人権教育の視点から研究、検証することは、他の施策と有機的に結びつき、相乗効果を発揮することが期待される。
【目的】
○いじめ、不登校等の未然防止に向け、児童生徒の「居場所づくり」「絆づくり」(「自尊感情」「共感性」等の資質・能力の育成)について人権教育の視点から研究し、一人一人を大切にした教育の充実に資する。
【効果】
○いじめ、不登校等の未然防止に効果のある実践事例を積み上げることにより、各学校における人権教育の取組が充実する。
○他の施策との相乗効果により、人権尊重の精神に立つ学校づくりが推進され、いじめ、不登校等が起きにくい(また学校に復帰しやすい)環境づくりが促進される。
○研究発表会を開催することにより、本県がめざす人権教育を浸透・充実させると共に成果を普及させることができる。