事業名:
大山青年の家運営費
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教育委員会 社会教育課 大山青年の家
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
26年度当初予算額 |
36,457千円 |
24,765千円 |
61,222千円 |
3.2人 |
3.0人 |
0.0人 |
26年度当初予算要求額 |
39,397千円 |
24,765千円 |
64,162千円 |
3.2人 |
3.0人 |
0.0人 |
25年度当初予算額 |
34,173千円 |
25,421千円 |
59,594千円 |
3.2人 |
3.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:39,397千円 (前年度予算額 34,173千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:36,457千円
事業内容
1 概要説明
「大山」の自然に親しみ、自然の中での集団宿泊学習等体験活動を通じて青少年の健全な育成を図る。
○施設の利用状況(24年度)
・年間利用者数 34,305人(うち宿泊21,115人)
(小中学校61%、高校8%、大学5%、青年1%、一般25%)
・年間利用団体数 369団体
(西部地区74%、東・中部地区9%、県外17%)
○人気のある活動メニュー
野外炊事、研修、カヌー、オリエンテーリング、キャンプファイヤー、レクリエーション、そり遊び・雪遊び、自然観察、クラフ ト、スキー、スポーツ等
2 要求額
(単位:千円)
要求額 | 財源内訳 |
諸収入 | 使用料 | 一般財源 |
(34,173)
39,397 | (901)
965 | (2,100)
2,032 | (31,172)
36,400 |
上段( )は前年度予算額
3 要求額の内容
(単位:千円)
項目 | 要求額 |
施設管理費 | (26,033)
26,775 |
人件費
・報酬、共済費、費用弁償、普通旅費 | (7,748)
7,866 |
【新規】非常勤職員(看護師)雇用経費
・報酬、共済費 | (0)
2,805 |
【新規】広報誌作成経費
・その他の需用費 | (0) 201 |
【新規】送迎バス借上経費
・使用料及び賃借料 | (0)
778 |
【臨時】備品購入費 | (392)
972 |
上段( )は前年度要求額
4 背景
○青少年社会教育施設は、自然を生かした体験活動や集団宿泊体験学習を通して、生きる力や仲間づくりの大切さを学ぶ「教育機関」であり、第二の学校である。
○施設の専門指導員は、小中学校の教員(教諭)を配置しており、学校では経験できない幅広い活動の指導体験を通して、体験活動のノウハウだけでなく、仲間づくりや子どもを引き付ける能力の向上など、教員の資質向上にも繋がる。
○教育支援センターと連携した不登校生徒の受入支援など、体験活動等を通した様々な教育課題への解決に向けた取組が必要である。
○平成24年度事業棚卸しの評価結果を踏まえ、可能な事業から民間委託へと切り替えていく。
5 平成24年度事業棚卸しの評価結果
改善継続
(1)社会教育施設なのか、生涯教育施設なのかを明確にした上で、指定管理制度の導入を含めて、運営のあり方を抜本的に検討すべきである。
(2)可能なものは個別メニュー事業ごとに委託すべきであるし、料金についても県内外利用者別などの設定を検討すべきである。
6 運営委員会の意見
学識経験者、民間、学校、市町村等の代表からなる運営委員会を設置し、平成24年度の事業棚卸しの内容を踏まえながら、施設の運営や事業内容について検討した結果は次のとおりである。
5 (1)について
○学校教育と密接に連携し、集団生活を通して、野外活動、自然探求、観察活動等を行うことにより、心身ともに豊かでたくましい青少年を育成する青少年社会教育施設として、県直営体制を継続する。
○運営委員会を常設化し、運営上の諸課題について継続的に検討する。
5 (2)について
○可能なものは外部委託を実施するとともに、共催事業の実施も検討する。
○県内外利用者別の料金設定は行わない。
○青年区分は一般区分に統合する。
7 今後の方向性
学校教育と密接に連携した青少年社会教育施設として、運営委員会等の意見を聞きながら、県直営で運営する。
○学校教育との連携を強化
・いじめ、不登校、英語教育など今日的教育課題に対応した体験活動プログラムを実施。
・学習指導要領に準拠した施設の特色を活かした自然体験プログラムを検討。
・子どもたちの成長に寄与する長期宿泊体験活動プログラムを検討。
・教員の人材育成と活用。
・教員の教職経験を活かした社会教育活動の充実。
・学生ボランティアの受入を通じた体験活動の指導者育成。
○企業、各種団体、NPO、市町村等との連携の強化
・可能な事業については外部委託を実施するとともに、共催事業の実施も検討。
○運営委員会の常設化
・外部委員を交えて、施設運営上の諸課題について継続的に検討する。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・大山の豊かな自然を生かした特色あるプログラムの作成
・幼児及び高齢者の利用促進
・学校教育との連携
・安全で利用しやすい施設整備の促進
・他施設と連携し利用者の多様なニーズに対応した活動を提供する
<現時点での達成度>
・幼児及び高齢者に対応した活動プログラムを提供した。
・四季それぞれの自然を活用した活動プログラムを提供した。
・25年度上半期現在の利用者数及び利用団体数
利用者数…23,578人(年間目標33,000人、71.4%)
利用団体数…239団体(年間目標330団体、72.4%)
・市町村教育委員会の社会教育課及び公民館と連携し、高齢者向けの活動の提供と利用促進を進めている。
・活動プログラムの実施に当たっては、他施設や民間企業・団体と情報交換・共催事業を行った。
これまでの取組に対する評価
・各市町村教育委員会・公民館と連携し、高齢者ニーズを把握して新たな活動プログラムの充実を図り、利用を促進したい。
・アンケート等により施設設備についての利用者ニーズを把握している。利用者のための施設づくりを進めるとともに、安全・安心な施設づくりが必要。
・民間を含む他施設との連携を密にし、特色ある活動プログラムの相互提供や利用者受入事業を共催で実施し、利用者ニーズに対応しながら、利用者の満足度を向上させる取り組みを進めていきたい。
<参加者の主な意見・感想>
・大山の自然の豊かさを感じることができ、自然の素材を生かした様々な活動は参考になった。
・日常で経験できない貴重なことがたくさんできて、園児達の成長をとても感じることができた。改めて子どもたちの力のすごさを実感した。
・生徒達が宿泊体験を通して、自分のことは自分でやろうとする力や友だちと協力しようとする気持ちが持てたと思う。
・それぞれの研修を担当し生徒に指導することで、教科以外の指導技術を身につけられたと思う。若手の教員が多く今回の宿泊学習は教員にとってもよい経験だった。
・とても親切・丁寧で、子ども達への説明もわかりやすく、指示・指導の仕方や気持ちの盛り上げ方など普段の子ども達への接し方について勉強になった。
・制約が多いことがむしろ新鮮で、日常の生活を見直すきっかけになった。
<改善点>
・学校団体の集う受け入れ時期(4月〜6月)には、事前合同説明会・打合せ会を実施し、活動内容や活動場所等利用団体同士の調整や合同活動の設定を行う一方、担当教育に対して諸活動の講習会を実施し、学校団体の主体性と自主企画力を高めるとともに、自然体験活動における教育のスキルアップを図った。
・民間企業との連携事業により高齢者教室のバス送迎が可能となり、移動手段に困っていた団体の利用促進を図った。
・伯耆町教育支援センターとの密な連携により、不登校生徒を受け入れ、活動の場を提供できた。
工程表との関連
関連する政策内容
・体験活動・文化芸術活動の充実
・公民館等社会教育施設の機能の強化と利用促進
関連する政策目標
・「知」「徳」「体」のバランスの取れた学校教育の推進(豊かな人間性、社会性の育成)
・生涯にわたって自ら学び、社会全体で子どもたちを育む体制づくり(活力ある地域社会をつくる生涯学習の環境整備と活動支援)
財政課処理欄
看護師の配置は認めません(業務効率推進課査定)。その他、金額を精査しました。
なお、引き続き、効率化を図る必要がありますので、今後の運営委員会においては、指定管理を既に実施している他県の事例も十分に研究しながら、積極的な外部委託化による民間活力の導入と、それによる効率化(定数削減等)に向けた検討も行ってください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
34,173 |
0 |
2,100 |
0 |
0 |
0 |
0 |
901 |
31,172 |
要求額 |
39,397 |
0 |
2,032 |
0 |
0 |
0 |
0 |
965 |
36,400 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
36,457 |
0 |
2,032 |
0 |
0 |
0 |
0 |
963 |
33,462 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |