これまでの取組と成果
これまでの取組状況
狩猟者(川上)から飲食店(川下)と行政、商工会等がスクラムを組んだ全国初の組織「いなばのジビエ連絡協議会」を平成24年5月に設立。平成25年度は「いなばのジビエ推進協議会」と改名しジビエ有効活用に向けた取組を強化。
販路開拓や消費拡大に向けたプロモーションなどの業務を担当するコーディネーター(平成25年4月〜)を1名配置しジビエの有効活用に係る活動を促進
ブランド化に向けて解体処理技術の向上や衛生管理体制の構築に向け、関係機関と連携した研修会、検討会、巡回指導等を実施
肉にとどまらず、皮、角、内臓等の活用に向けた取組も開始された。
先進事例調査や研究機関等との意見交換を行い有効活用の進め方を模索。
これまでの取組に対する評価
「いなばのジビエ推進協議会」のロゴマークを作成、ホームページを開設し、協議会が中心となっていなばのジビエ統一ブランド化に向けた一体的活動を展開した。この取組みから民間会員が増加した。
平成24年5月:33→平成25年12月現在:48
取り組みがテレビ、ラジオ、新聞、広報紙等多くのメディアに取り上げられ、今まで知られていなかったジビエへの認知度が向上した。
ジビエ情報発信イベントの開催
・森の贅沢ジビエフェア(平成25年9月4日〜平成26年1月26日)、29グルメ&ジビエフェア(平成25年11月29日〜12月1日)等
・ジビエ料理提供店舗、旅館の増加
平成24年5月:1店舗→平成25年12月現在:14店舗
農家民宿での体験料理活用
(佐治民泊、ハンター民宿)
・加工品、テイクアウト商品開発
イノシシ燻製、鹿肉ソーセージ、バーガー等の商品が試作開発され消費拡大の幅が広がった。
獣肉処理事業者が施設の改良、充実を行ったり、解体処理作業の点検、改善に取組むようになった。
皮製品の商品化(洗顔布、鞄、小物等)、
角製品の商品化(アクセサリー)につながった。
ペットフード材料(鹿の角、内臓等)としての取引が開始された。
既に活用の進む韓国の先進事例調査により鹿にはコラーゲン、ガングリオサイド等の資源価値の高い有望成分を活用した商品が多く流通しており、新たな商品開発に向けた資源活用の可能性があることが判った。