これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成19年度から、鳥取県弓浜絣協同組合が主体となって行った後継者人材育成で研修を行った6名がそれぞれ起業した。
・弓浜がすり伝承館の管理・運営については、後継者育成事業を行っている鳥取県弓浜絣協同組合に無償貸付を行っている。
・伝統的工芸品に指定された昭和50年には、10事業者があったが、作り手の高齢化もあり、現在は4社まで激減していたが、本事業により研修を修了した研修生がそれぞれ起業し、10社と増えた。
・組合による後継者人材育成事業終了後の産地支援及び施設のあり方についての検討委員会からは、公益的事業及び収益的事業の実施についての提言があった。
これまでの取組に対する評価
・後継者育成事業を実施されなければなくなっていた技術を継承することができた。
・研修修了生6名がそれぞれ弓浜絣の業を行うため起業し、弓浜絣の次世代を担う後継者と期待されている。
・後継者育成事業をきっかけに組合活動が活発となり、弓浜絣産地の維持・発展に向けて大きく前進している。
・組合員の半数が新規業者であり、依然として組合の収益体制は脆弱。
・今後の支援として、展示会開催等販路開拓、新商品開発等に係る継続的な事業助成が必要である。