1 要求内容
県立産業人材育成センター米子校が実施する職業訓練を受講するにあたって、通学が困難等の理由で鳥取県西部地域に住居を借り受け、通学する女性について、訓練期間中の住宅賃借料を補助することにより、職業訓練に伴う経済的負担を軽減し、女性の社会参画を促進する。
2 現状・課題
・米子校には、県内唯一の自動車整備科、デザイン科があり、県内全域からの受講ニーズがあるが、米子駅から約8km離れた比較的交通の便の悪い場所に位置し、通学困難者が多い。
(このため、寄宿舎を設置しているが、男性専用である。)
例)鳥取駅近郊からJRで通学する場合
鳥取駅5時26分発→弓ヶ浜駅8時8分着→
(徒歩)8時40分着
なお、倉吉校は県中部に位置し、倉吉駅から直線で約1kmの徒歩圏内であるため、米子校に比べ利便性は高い。
・普通課程訓練のうち、自動車整備科は県内唯一の2級自動車整備士養成施設であるが、近年業界では女性向け顧客サービスの充実及び人材確保に向けた対策として、女性整備士の育成も求められている。また、デザイン科については、関連職種において、多くの女性が活躍されている。こうした企業ニーズを踏まえた職業訓練を実施する産業人材育成センターとしては、女性の参画を促進させるための職業訓練をサポートする必要がある。
3 債務負担行為を設定する理由
平成26年10月1日(水)を次年度生徒募集に係る出願開始日としており、事前の広報が必要であるため、債務負担を要求する。
<スケジュール>
●平成26年9月 平成27年度入校生第1次募集広報
●平成26年10月1日出願開始(10月31日まで)。
※第2次募集は平成27年1月5日〜2月4日
4 債務負担行為期間
平成27年度から平成28年度まで
(普通訓練期間:1〜2年間)
5 支給額・支給要件
対象者 | 次のいずれにも該当する方
(1)県立産業人材育成センター米子校の普通課程訓練(委託訓練を除く)を受講される女性
※普通課程訓練とは、専門的な技能・知識を有するすぐれた技能者の育成を目標とする長期間(1年〜2年)の課程(自動車整備科、設計・インテリア科・デザイン科)
(2)入校(決定)前に居住していた自宅から県立産業人材育成センター米子校までの距離が、公共交通機関又は自家用車を利用した場合、概ね50km以上の方
(3)訓練期間中居住するため、米子校から概ね半径10km圏内(鳥取県内に限る)に新たに借家又は借間を借り受け、その賃借料を支払っている方 |
支給額 | ・家賃(共益費、駐車場料金等を含まない)の額 |
上限額 | 月額17,000円 |
6 要求額
4,080千円 (年額2,040千円×2年間)
10人×12月×17,000円×2年=4,080,000円