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平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:貿易振興費
事業名:

GTIとっとりフォーラム推進事業

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商工労働部 経済産業総室 通商物流室  

電話番号:0857-26-7850  E-mail:keizai-sangyo@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算額 16,480千円 9,287千円 25,767千円 1.2人 0.0人 0.0人
26年度当初予算要求額 16,480千円 9,287千円 25,767千円 1.2人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:16,480千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:16,480千円

事業内容

1 背 景

○鳥取県は、北東アジア地域と地理的に近いという優位性を活かし、北東アジア地域と経済、観光、文化等、様々な分野で交流が推進されている。また、北東アジア地域と日本を結ぶ「唯一」の定期貨客船航路(DBS)を有しており、北東アジア地域との経済交流の「軸」として利用促進活動を行っている。

    ○DBS航路を活用し、日本と北東アジア地域を結ぶ新規輸送ルートの開拓を促進するため、トライアル輸送実証事業を展開した結果、国境通過時における通関手続上の問題が明らかとなっている。

2 事業概要

○広域図們江地域内の輸送回廊の物流を円滑化、安定化を推進し、DBS航路を活用した物流ルートの確立、さらに将来的にはGTIエリアと日本をつなぐゲートウェイとして地域経済の発展に資するため、北東アジア地方政府間の経済協力を推進するGTI北東アジア地方協力委員会の第2回会議を2014年本県で開催する。

3 第2回地方協力委員会会議開催概要

・主  催:鳥取県 (共同主催者:GTI事務局)
・予定開催時期:2014年夏から秋の間
・予定開催場所:米子コンベンション国際会議場
・予定開催行事:地方協力委員会、地域開発フォーラム、視察
          議題は本県とGTI事務局との間で協議、調整
・予定参加者:加盟地方政府代表団(5ヶ国11地域)
民間企業、関係団体等
【想定参加地方政府】 ※=オブザーバー参加
・中国(遼寧省、吉林省、黒龍江省、内モンゴル自治区)
・韓国(江原道)
・ロシア(沿海地方、※ハバロフスク地方)
・モンゴル(ドルノド県、ヘンティ県、スフバートル県)
・日本(鳥取県、※新潟県)

4 所要経費

16,480千円
 (内訳)
 ・旅費  600千円
 ・需用費 1,760千円
 ・その他物件費(会場使用料等) 520千円
 ・その他(運営、通訳等委託料) 13,600千円

5 GTI北東アジア地方協力委員会参画のねらい

○現在行っている環日本海定期貨客船航路輸送ルート開拓トライアル支援事業で判明した中露国境通過時における障害、問題点の解消に向けて、GTI地方協力委員会の枠組みを通じて中央政府への働きかけを推進する。
○本県は広域図們江地域と日本とを結ぶ唯一の定期貨客船航路を有している。この先行優位性を活かしながら、境港や米子空港を通じて物流や観光を促進し、広域図們江地域と日本を繋ぐゲートウェイとなることにより、地域経済の活性化に資する。
○GTI北東アジア地方協力委員会への参画を通じて、幅広い情報収集を行い、人的ネットワークを構築する。

【参考1】GTI(Greater Tumen Initiative)の概要

○GTI(広域図們江開発計画)は、北東アジア地域における経済協力の強化、持続可能な発展の達成を目的とした政府間協力機構で、UNDP(国連開発計画)が支援しており、中国、韓国、ロシア、モンゴルの4ヶ国が加盟している。
○運輸、貿易推進、観光、エネルギー、環境の5分野を優先分野として地域協力の強化を推進している。
○GTIの意思決定機関は、加盟国政府代表で構成される諮問委員会で、毎年加盟国が輪番制で主催する。

【参考2】GTI北東アジア地方協力委員会の概要

○GTIが加盟国政府間の協力機構であるのに対し、GTI北東アジア地方協力委員会は、GTIの枠組みに基づく広域図們江地域及びその周辺地域の「地方政府」間による協力機構である。
○設立の目的は、広域図們江地域における相互繁栄と持続可能な発展を実現するために、北東アジア地方政府間の経済協力を推進すること。
○2011年9月に設立が承認され、2013年8月に中国・長春にて発足会議が開催された。
○GTI地方協力委員会は、毎年開催され、加盟地方政府が輪番制で主催する知事級会議。本県は2014年第2回会議の主催者。

参考:広域図們江地域 (Greater Tumen Region)

中国東北3省(遼寧省、吉林省、黒龍江省)と内モンゴル自治区
 モンゴル東部、韓国東岸の港湾都市、ロシア沿海地方に及ぶ地域

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・2010年5月、第15回北東アジア交流・地方協力サミット(韓国・江原道)で平井知事がGTIに環日本海貨客船航路をサブプログラムに盛り込むよう表明し、各地域へ協力を求めた。

・2010年6月、GTI運輸専門家セミナー(韓国・釜山)に商工労働部長がオブザーバー参加し、環日本海貨客船航路をGTI運輸プロジェクトに盛り込むことを提案した。同時期に開催された、GTI運輸部会創設会議では、GTI運輸協力プログラムが採択され、サブプログラムのひとつに「東海・境港・ウラジオストクフェリー航路」が盛り込まれた。

・2010年12月、GTI運輸部会の専門家セミナーを米子市で開催し、境港やDBSフェリーの視察等を実施した。

・2012年10月、第13回GTI諮問委員会(ロシア・ウラジオストク)にオブザーバー参加し、GTI加盟中央政府との合同セッションにおいて、中露国境トライアル輸送事業で判明した課題を発表、GTIでの具体的議論や関係中央政府、地方政府レベルでのインフラ改善を要請した。

・2012年11月、GTI地方協力委員会準備会議(中国・北京)に参加し、運営規則、発足会議開催について議論。

・2013年8月、GTI地方協力委員会発足会議(中国・長春)に正式会員として林副知事を代表として参加。本県が広域図們江地域と日本を結ぶ唯一の定期貨客船航路を有していることを紹介し、当地域と日本をつなぐゲートウェイの役割を担っていくことを強調した。

・2013年10月、第14回GTI諮問委員会(モンゴル・ウランバートル)にオブザーバー参加。GTI加盟中央政府との合同セッションにおいて、環日本海国際定期航路を紹介し、地域内通関手続きの円滑化などの物流環境の改善が不可欠であると強調した。
また、第2回GTI地方協力委員会会議の2014年開催については、予算編成手続きを行いながらGTI事務局と調整を進めると発表した。

これまでの取組に対する評価

・GTIの枠組みへの参画を通じて、環日本海貨客船航路のPRを積極的に行うとともに、当航路を活用した新規物流ルート開拓を狙ったトライアル輸送事業を通じて判明した広域図們江地域における物流の課題、障壁等の報告を行った結果、航路の認知度、課題認識の共有は関係者の間では向上していると思料。

・本県はGTI地方協力委員会に正式会員として参加することによって、こうした課題を解決するために、北東アジア地方政府間との連携を深め、GTI加盟地方政府への働きかけを強化し、日本海側で唯一の定期貨客船航路を有している優位性を向上させていくことが必要である。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 16,480 0 0 0 0 0 0 0 16,480

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 16,480 0 0 0 0 0 0 0 16,480
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0