1 事業概要
県立高等学校における理科教育に必要な備品を整備する。
<背景>
- 理科教育推進のため、従来から、国庫補助を受けて理科教育設備(備品)の整備を進めているところ。
- 新学習指導要領が改正(高等学校は平成25年度から実施だが、理科・数学については平成24年度から先行して実施)され、理科・数学では観察・実験等の指導内容の充実を図ることとなった。
- 新学習指導要領の改正を踏まえ、国において緊急経済対策として理科教育設備整備費等補助金に平成24年度補正予算、平成25年度当初予算で大規模な予算措置がとられ国全体として理科設備整備充実を図ることとなった。
2 事業効果等
県立高等学校における理科設備(顕微鏡・模型等)の整備が大幅に進み、新学習指導要領に沿った理科教育の充実が図られる。
3 要求額
4,198千円
単位:千円
| 当初予算額 | H26.6補正 | 要求額 |
備品購入費
(理科設備) | 10,000 | 5,976 | 4,198 |
4 補正理由
(1)理科教育用の設備については、従来から国の補助金(理科教育設備整備費等補助金)を活用して整備を行っているが、補助金配分額の範囲内という制約により、学校が必要とする設備が十分に整備できていない状況である。
(2)緊急経済対策の一環として、国においては24年度補正予算及び25年度当初予算で、理科教育設備整備費等補助金の予算枠を拡大したことから、各学校の整備計画に基づき、早急な整備が必要なもの等を優先して追加整備を行うこととし、6月補正予算で必要な予算措置を行った。
(3)このたび、国から再度、補助金の追加配分の希望を募る照会があり、各学校の整備計画に即した理科教育設備の整備を進めるため、補助金を活用した整備を前倒しで行うこととし、整備計画の変更により必要となったものと併せて、今年度中の整備が望ましいと考えられるものについて要求を行いたい。
※ 「新学習指導要領」とは
〇全国どこでも平準化された教育を受けられるよう、国が教育カリキュラムの基準を定めているものであり、平成20年度に改訂され、高等学校は平成25年度から実施(理科・数学については平成24年度から先行実施)されている。
〇学習指導要領の基本的な考え方は以下のとおり
- 基礎的・基本的な知識・技能の習得
- 思考力・判断力・表現力等の育成
- 学習意欲の向上や学習習慣の確立他
〇学習指導要領における理科教育の基本的な考え方
- 科学に関する基本的な見方や概念の一層の定着
- 科学的な思考力・表現力の育成
- 科学への関心を高め、科学を学ぶ意義や有用性を実感させる。