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平成26年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:博物館費
事業名:

ジオパークを楽しく学べる学習館充実事業

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教育委員会 博物館 学芸課  

電話番号:0857-26-8044  E-mail:hakubutsukan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 52,737千円 10,835千円 63,572千円 1.4人
補正要求額 4,104千円 774千円 4,878千円 0.1人
56,841千円 11,609千円 68,450千円 1.5人

事業費

要求額:4,104千円    財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:3,694千円

事業内容

1 補正要求目的

平成26年1月に鳥取市沖で捕獲して鳥取県立博物館に寄贈された「ダイオウイカ」の標本を製作し、山陰海岸学習館の新たな展示資料として公開することで、ジオパークの拠点施設である同館の入館者増を図るとともに、山陰海岸ジオパークのさらなる情報発信に資する。

2 補正要求理由

(1)捕獲個体の特徴及び貴重性=標本展示の必要性
      • 全長約3.4m(うち胴体部分1.7m)で国内最大級であり、かつヒレや腕等の状態が良いこと。(標本展示に適格。)
        なお、2本の「触腕」があれば全長約8mと推定。(同程度の大きさのものは触腕がないものが多いが原因は不明。)
        ※博物館で展示中のダイオウイカ(胴体部分1.3m)より一回り大きい。
      • 水深約240m(一般的には300〜1,500mに棲息と推定)の浅い水域に棲息中のものを捕獲したと推定され、その情報自体も貴重であり、かつダイオウイカ自体が世界的に希少価値が高いこと。

    (2)予算要求時期について
      • 捕獲が1月であり、その後、標本製作方法の検討及び経費等の情報収集に時間を要し、本要求が最短の要求時期。
      • 民間の冷凍庫を借用して冷凍保管しているが、冷凍が長期におよぶと「冷凍焼け」(水分が抜けてパサパサになる、表面が褐色化)のリスクが高まるため、できる限り早く解凍して製作に着手すべき案件。(来年度当初要求ではリスクがさらに高まる。)

3 事業概要

○細事業:ジオパークの魅力を伝える展示資料等の充実
  • 製作標本:ホルマリン水槽標本(台座付)
  • 標本水槽:標本が最も観賞しやすい形状・大きさ(前後及び上からも)
      ⇒【想定】
        幅約1m×高さ0.6m(台座込み1m)×長さ3.6m
  • 製作期間:平成26年12月〜平成27年9月(10ヶ月)
      ※入札期間等を含めれば、平成26年10月から12ヶ月
  • 4 補正要求内容

    (単位:千円)

    事業区分

    当初予算額

    補正要求額


    (1)ジオパークの拠点施設としての管理運営

    35,628

    0

    35,628

    (2)ジオパークの魅力を伝える展示資料等の充実

    3,140

    4,104

    7,244

    (3)ジオパークエリア内の調査研究の促進

    5,547

    0

    5,547

    (4)(臨)ジオパークエリアの拡大に伴う展示物の修正

    8,422

    0

    8,422


    52,737

    4,104

    56,841
    ※別途債務負担要求。全体経費13,683千円の3割(前金払相当額)を本要求
    【参考】債務負担要求を含む全体経費     (単位:千円)

    区分

    年割額

    財源(一般)

    備考

    要求総額

    13,683

    13,683


    26年度

    4,104

    4,104

    要求総額の3割(前金払)

    27年度

    9,579

    9,579

    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    〈政策内容と目標〉
    1 児童生徒への理科・科学やものづくりの楽しさや本質を伝える。
    2 博物館機能の充実向上

    〈山陰海岸学習館のこれまでの取り組み〉
    ○平成21年度に「山陰海岸ジオパーク構想」を踏まえた拠点施設として整備充実を行い、平成22年4月24日にリニューアルオープン。
    ○平成24年度、25年度に山陰海岸ジオパークの魅力を紹介する3D映像を1作品ずつ制作し、体験学習室で毎日2本立て上映中。

    〈達成度〉
    リニューアルオープン後の入館者数がそれ以前の約4倍となり、その後も展示や事業の工夫・改善を行って同程度の入館者数を維持するとともに、入館者等から高い評価を得ている。

    【入館者数の推移】
     ・H21年度: 10,255人(リニューアル前)
     ・H22年度: 39,084人(リニューアル後)
     ・H23年度: 34,012人
     ・H24年度: 31,846人
     ・H25年度: 30,415人
     ・H26年度:  6,916人(6月末現在。前年同期7,905人)

    これまでの取組に対する評価

    ○平成22年4月のリニューアルオープン後の入館者数、小中学校を含む団体利用、学芸員派遣要請数などから判断して、山陰海岸ジオパークの拠点施設として一定の成果が得られていると考える。

    ○平成24、25年度に3D映像を作成し、多くの視聴者に高い評価を得ているが、山陰海岸ジオパークの拠点施設として来館者の利便性向上や満足度を高めるための条件整備や取組の充実が必要である。

    ○平成25年度に「山陰海岸学習館の在り方策定検討委員会」を設置して「山陰海岸学習館のめざす姿や役割」の提言を受けており、当該提言を踏まえて、今後の取組等をさらに充実させる必要がある。

    工程表との関連

    関連する政策内容

    博物館機能の充実

    関連する政策目標

    本県の自然、歴史、民俗、美術等について、展示、講演、体験活動等により、
    県民が楽しく学び、感動を覚えるような「魅力ある県立博物館」づくりを推進

    財政課処理欄


     経費を精査しました。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    現計予算額 52,737 0 77 0 0 0 0 142 52,518
    要求額 4,104 0 0 0 0 0 0 0 4,104

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 3,694 0 0 0 0 0 0 0 3,694
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0