1概要
消防防災ヘリコプターの機体更新(機種:AW139、納期:H27年3月予定)に伴い、格納庫内に隊員の訓練用施設を整備するとともに、整備用器材の変更で電気容量が増加することから、消防防災航空センターの電気設備の改修を行う。
2要求内容
(1)隊員訓練施設の整備
平成18年に現行機の形状に合った訓練施設を整備し、新規隊員の派遣前訓練や隊員の技量保持のための訓練を行っている。
今回、機体更新により、新機体の機内形状、救助装置の位置等が現行機と随分と異なることから、隊員が行う機内外の操作・活動要領を全面見直しして訓練を行う必要があるため、格納庫内のスペースを有効利用して、新たに新機体のキャビン形状・救助装置に合わせた訓練用の吊り下施設を整備する。
なお、現訓練施設は、新機体の運航開始後も、隊員の初期訓練(高所からの降下等)及び搬送用物資や消火用バケツの吊り下げ等の訓練施設として活用を図っていく。
<整備内容>
・訓練用キャビン及びウインチ(救助訓練用)の設置等
(2)航空センター電気設備の改修
新機体の整備・点検に使用する資器材の変更で電気容量が増加するため、消防防災航空センターの電気設備を高圧受電設備(現低圧受電)に改修する。
<整備内容>
・キュービクル(※)の改修、敷地内配線、格納庫内電源改修等
※県警航空隊のキュービクル(既設)を改修して共用する。
3要求額
14,172千円 (工事請負費)
<内訳>
・訓練施設の整備 5,091千円
・電気設備の改修 9,081千円