障がい者の歯科診療においては、自身で歯の痛みを訴えられない、治療の必要性が理解できず協力的に受診することができない、身体障がいにより治療を受ける姿勢が困難であるなど、一般の歯科医では適切な診療を受けることが困難なケースが多く存在する。
平成25年12月に「鳥取県歯と口腔の健康づくり推進条例」が制定されたことに伴い、関連施策の充実が求められている中、障がい者に対する歯科保健対策もますますその重要性が増しているところである。そこで、障がい者の歯科保健対策に現場で取り組んでいる県歯科医師会と連携し、それぞれの障がいに応じた歯科医療が可能な専門職の育成を推進していく。