(1)運営助成事業
自然・地域のフィールドを活用して野外(園外)保育等を行う事業について、新しい認証制度(鳥取型)の創設を検討するため、モデル事業を実施する。
【実施主体】 県
【補助額】 3/4
【基準素案】 ※ドイツの森の幼稚園制度等を参考に作成予定
事業主体 | 民間事業者(NPO、任意団体、個人) |
利用定員 | 1グループは最大20人 |
利用年齢 | 3歳児〜就学前児童
(一定条件の下、年度途中に満3歳となる児童も対象) |
職員配置 | 1グループには最低2人以上の職員を配置
(1グループ15人を超える場合は、更に1人の職員配置を推奨)
※必要資格、研修受講等の要件を検討 |
施設基準 | ・複数のフィールドがあること
・休憩用の施設(建物)があること など |
※現在、アドボケイトプランニングで官・民協働で「森のようちえん」に関する認証制度の検討事業(H25〜H26)を行っており、その中で、当該モデル事業の効果検証等を行い、鳥取発の新しい認証制度の創設を目指す。
(2)効果研究事業
自然・地域のフィールドを活用して野外(園外)保育等を行うことが、幼児の発達にどのような影響を及ぼすか研究する。
【委託先】 鳥取大学地域学部地域学研究科
【研究内容】
県内の森のようちえん等及び認可幼稚園の入所児童の発達について、児童の身体性、精神性、知性、社会性の観点から調査を行い、自然を活用した保育事業の効果を検証する。
【研究期間】 平成26年度〜平成28年度
(3)視察事業
現在、アドボケイトプランニングで官・民協働で認証制度の検討事業(H25〜H26)を行っており、平成26年度の仕組・基準作りの検討に当たって、制度が確立されているドイツ等の先進国の視察を実施する。
(参考)
森のようちえんは、1950年代デンマークで発祥したといわれている。親たちの自主的な活動から始まった「森のようちえん」は、その後ドイツに広がり、公的な保育制度として確立している。現在でも園舎をもたない森のようちえんがある一方、一般の保育園が森のようちえんを併設しているところもある。また、義務教育でも森のようちえんの活動が評価され、カリキュラムの中に取り入れられている。