これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)自立援助ホーム体制機能強化事業
中学卒業後、児童養護施設等を退所し、就労しながら自立を目指す児童に対する支援を行う自立援助ホームに対し、人件費その他の運営に係る経費及び入居児童に必要な生活諸費を措置費として負担した。
(2)児童養護施設の退所者等の就業支援事業
保護者がいない児童や虐待を受けた児童など様々な理由により児童養護施設等に入所した児童の施設退所後の自立を支援するため、一般社団法人ひだまりが実施する退所児童等アフターケア事業(平成20年度〜)に対して運営費を補助した。
【補助実績】
H23 7,317,247円
H24 7,280,518円
H25(見込み) 7,350,000円
(3)喜多原学園中卒児童支援事業
1 学習支援
平成21から22年度は、「緊急雇用基金」、23年度は「安心子ども基金」25年度は、緊急雇用創出事業「喜多原学園中卒者等学習強化事業」活用し非常勤職員や塾と契約し学習支援等を行ってきた。
2 就労支援
中卒児童の就労支援メニューがなく、就労を目標とする中卒児童の受入が困難である。
これまでの取組に対する評価
(1)自立援助ホーム体制機能強化事業
両親がいない、保護者から虐待を受けた等の理由により家庭に帰ることができない児童の自立を援助した。
一方で自立援助ホームは、就労しながら自立を目指す児童に対する支援を行う事業だが、現状は就労意識が低い、発達障がい、非行傾向等の問題を有した児童も多く入居しており、必ずしも本来の目的を達成できていない。
(2)児童養護施設の退所者等の就業支援事業
児童養護施設等を退所後に自立を図る児童・者を対象に相談・支援を行った。
【過去の相談延べ件数(実人数)】
H23 103件(77人)
H24 91件(70人)
(3)喜多原学園中卒児童支援事業
1 学習支援
児童の学力に合った指導を受けることができるようになり高校進学への道が開けるようになった。
2 就労支援
就労を目標とする中卒児童の受入を可能とするため、若者仕事ぷらざ等の就労支援機関と連携し、園外での体験就労・実習などの支援を行う専任職員の配置が必要である。