1 概要
平成27年3月に開催予定の第8回「鳥取マラソン2015」に対し県が支援するための事業。県も実行委員会の一員として参画する同マラソンが規模を拡大して開催するにあたり、大会の必要経費を負担する。
2 実施主体
鳥取マラソン実行委員会
(主催:鳥取県、鳥取市、鳥取陸上競技協会、新日本海新聞社)
3 経緯
平成20年3月に参加者800人余りでスタートした「鳥取マラソン」は、参加者が年々増え、2013年3月に開催された第6回大会には過去最多の2,400人超が参加し、うち6割超は県外からの参加者の占める大会へと成長した。
ただ、山陰自動車道の整備に伴うインターチェンジの開通や参加できる人数の限界から、コースの変更を伴う大会の拡大を余儀なくされている。
このような状況から、これまで鳥取市、陸協、新日本海新聞社の3者が中心となって行ってきた同マラソンを拡大し、県を含めた新しい「鳥取マラソン実行委員会」を平成25年7月29日に立ち上げた。
来年度開催される「鳥取マラソン2015」に向けて、参加者を3,000人以上に増やし、コースを変更して開催するにあたり、その必要経費を負担する。
4 目的
マラソン大会は単なるスポーツイベントの枠を超え、走ることで地域の特色や観光資源を肌で感じることのできる、地域の活性化につながる一大コンベンションとなってきている。
また県民にとっては、県外からの誘客とともに、参加することによる健康意識の向上を図ることのできるイベントであり、ボランティア参加によるおもてなし意識の醸成や、健康志向への誘因となる。
このことから、鳥取マラソンは
(1)地域スポーツの振興
(2)地域の活性化
(3)県民の健康(意識)の向上
等に資するものであり、今後継続しさらに拡充していくことは県民の健康の増進や経済活性化につながる。
5 予算額
負担金、補助及び交付金 5,000千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
第1回 鳥取マラソン2008(平成20年3月16日開催)
フルマラソン=835人、ファンラン1.5km,1.0km=165人
全種目 県外=389、県内=611
マラソン 県外=336、県内=499
※日本海マラソンと比べ、約200人の参加者増
第2回 鳥取マラソン2009(平成21年3月15日開催)
フルマラソン=864人、ファンラン1.5km=137人
全種目 県外=387、県内=614
マラソン 県外=362、県内=502
第3回 鳥取マラソン2010(平成22年3月21日開催)
フルマラソン=1627人、ファンラン3km,1.5km,ひよこラン=294人
全種目 県外=967、県内=954
マラソン 県外=923、県内=704
※未就学児対象のひよこラン(42.195m)新設
第4回 鳥取マラソン2011(平成23年3月20日開催)
フルマラソン=2029人、ファンラン3km,1.5km,ひよこラン=348人
全種目 県外=1391、県内=986
マラソン 県外=1324、県内=705
第5回 鳥取マラソン2012(平成24年3月18日開催)
フルマラソン=2228人、ファンラン3km,1.5km,ひよこラン=394人
全種目 県外=1527、県内=1095
マラソン 県外=1452、県内=776
※フルマラソン定員2200人。
第6回 鳥取マラソン2013(平成25年3月17日)
フルマラソン=2472人、ファンラン3km,1.5km,ひよこラン=410人
全種目 県外=1669、県内=1213
マラソン 県外=1598、県内=874
※フルマラソン定員は2400人。
第7回 鳥取マラソン2014(平成26年3月16日) 開催予定
フルマラソンのみ 定員 3000人
これまでの取組に対する評価
鳥取マラソンは、平成20年に新日本海新聞社主催の「日本海マラソン」と鳥取市主催の「湖山池1周ハーフマラソン」を統合。
湖山池が周遊でき、高低差も比較的フラットな新コース+制限時間を6時間に緩和(日本海マラソンは4時間30分)。
市民ランナーも楽しめる、日本陸連公認コースとして親しまれてきた。
平成25年に規模を拡大し、県も参画した新しい「鳥取マラソン」として実行委員会を7月29日に設置。
募集定員を3000人に拡大し、鳥取砂丘を走る新しいコースを提案するなど、スポーツによる地域振興と競技力の向上を図るマラソン大会として、平成26年3月16日に開催を予定している。