以前の施策は、品目を限定した、担い手(個人、法人)に対する取り組みが主体となっていたため、広域的な産地育成に対する支援や小規模農家、高齢者などへの支援を望む声があった。
また、現状打破のためには、広域的な産地育成など地域振興について市町村など関係者による話し合いの場をもち、それぞれの地域に合った総合的な振興施策をすすめることが必要だと考えられる。
[ ポイント ]
○「がんばる地域プラン」と「がんばる農家プラン」により、より多面的な取り組みが可能となり,総合的な地域活性化につながる。
○市町村やJAなどが中心となって「がんばる地域プラン」を作成することによる面的な活性化策となる。
○「がんばる地域プラン」は、1年かけて地域農業を核とした活性化に向け農業者、商工業、観光、女性会などのアイデアを集約。
○「がんばる地域プラン」は、幅広い人と農地をリストアップし、具体的なプランを作成し、団体毎に役割を明確化し、年次毎に着実に実践。
○国の施策(人農地プラン、農地集積など)との組み合わせによる、地域活性化が期待出来る。
○農業を核としながらも小規模農家や高齢者などを巻き込んだ地域振興が期待出来る。
○地域自らが地元の農地などの将来方向について考える機会となる。