現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 生活環境部の山陰海岸世界ジオパークネットワーク推進事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

山陰海岸世界ジオパークネットワーク推進事業

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生活環境部 緑豊かな自然課 山陰海岸世界ジオパーク推進室  

電話番号:0857-26-7637  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算要求額 54,277千円 0千円 54,277千円 0.0人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 21,009千円 0千円 21,009千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:54,277千円  (前年度予算額 21,009千円)  財源:国1/2 

事業内容

1 事業概要

○世界ジオパークネットワークに加盟している山陰海岸ジオパークについて、観光面等での活用や、認知度向上に繋がる事業等を、山陰海岸ジオパーク推進協議会と連携し、官民あげて推進する。

    ○平成26年度は、世界ジオパークの再審査への対応を万全とするため、民間団体が行う活動の支援を強化し、ジオツーリズムの幅広い展開を図るため、ロングトレイルやスポーツツーリズムなど新たな観光テーマを提案し推進する。

2 事業内容

【要求一覧】                        (単位:千円)
項目
要求額
○”世界審査YEAR”ステップアップ事業
    山陰海岸ジオパーク魅力活用総合補助金
17,000
    山陰海岸ジオパーク調査研究支援補助金
1,500
    気運向上フォーラムの開催
2,100
    ロングトレイルルートの検討調査
9,218
    MOUNT&BEACHIクロスアドベンチャーinTottori
7,500
    ナツヤスミ宿題ラリー
3,600
○県政ジオバイザリースタッフ(仮称)の設置
396
○その他(エリア拡大対応事業)
    案内板の修正
658
    ラッピングバスのリニューアル
753
    山陰海岸ジオパーク推進協議会負担金
4,952
○隠岐世界ジオパークとの連携
    鳥取港−隠岐観光クルーズルート調査
3,000
    大型客船による鳥取港−隠岐クルーズ
2,100
    旅行商品造成促進
1,000
    両ジオパークガイド交流会
標準事務費
    共同写真展
標準事務費
    県外での共同PRキャンペーン
500
合    計
54,277

(1)”世界審査YEAR”ステップアップ事業
    ■ステップアップ1:地域活動・調査研究支援
    ○山陰海岸ジオパーク魅力活用総合補助金(17,000千円)
    ・拡大地域(鳥取市西部)の取組支援、案内看板、パンフレットの作成
    ・(新)民間事業者が実施する県域を越える広域的な活動に対する支援の創設
   補助率1/2、上限1,000千円
     【想定される取組】
       鳥取〜兵庫の県境越えカヌーツーリングイベント
    (新)山陰海岸ジオパーク調査研究支援補助金(1,500千円)
     拡大地域(鳥取市西部)を含む県内のジオパークエリア内の調査研究活動に対する支援によりネットワーク形成を図る。
     ・学生・研究者による拡大地域の調査研究:補助率10/10、上限500千円 
     ・高校、小中学校、ガイド団体、自治会等:補助率10/10、上限100千円
     ・研究成果は国際会議やフォーラム等で発表
    ○気運向上フォーラムの開催(新)(2,100千円)
     ・「世界を目指せ!山陰海岸ジオパーク新エリアPLUSフォーラム」(仮称:6月開催予定)
     ・「APGNシンポジウムプレイベント 山陰海岸ジオパークSTEP UPフォーラム」(仮称:10月開催予定)
    ■ステップアップ2:ツーリズム・教育活用
    (新)ロングトレイルルートの検討調査(9,218千円)
     素晴らしい自然景観やその土地ならでは食や文化を楽しみ、学びながら歩く「ロングトレイル(歩く旅)ルート」の山陰海岸ジオパークでの可能性を検討する。
    ・専門家によるコースルートの検討
    ・テストイベントの実施 
    (新)MOUNT&BEACHクロスアドベンチャーinTottori(7,500千円) 
     山陰海岸ジオパークの豊かな自然を舞台に、多彩なアウトドアスポーツの楽しみを提案するため、講習会や大会の開催、専門誌タイアップ広告等を外部委託により総合的に展開し、山陰海岸ジオパークにおけるスポーツツーリズムを推進する。(氷ノ山での大会と併せ連携して実施)
     ≪浦富海岸Blueステージ≫
      ・カヤック、スイム、トレイルラン(競技内容は想定)
     ≪氷ノ山Greenステージ≫別途要求
      ・トレイルラン、MTB、ボルダリング等(競技内容は想定)
     【委託先想定】:民間アウトドアスポーツイベント会社
     
    ○ナツヤスミ宿題ラリー(拡充)(3,600千円)
     小中学生の夏休みの宿題対策として、ジオパークをテーマに体験型学習講座を集中開催。(H25〜)
    (平成26年度は兵庫県新温泉町と連携して拡充実施)
(2)県政ジオバイザリースタッフ(仮称)の設置(396千円)
 山陰海岸ジオパークの活性化と情報発信、及び世界審査に対応するためのアドバイザリースタッフを設置

(3)その他(エリア拡大対応事業)
    ○案内看板の修正(県実施分)(658千円)
     H22〜23に県が整備した案内看板の一部リニューアル(エリア図修正:49箇所)
    ○ラッピングバスのリニューアル(753千円)
     H21年に整備したラッピングバス4台の一部リニューアル(新規:1台、エリア修正:3台)
    ○山陰海岸ジオパーク推進協議会負担金(4,952千円)
     エリア拡大に伴う負担金の増 370千円

(4)隠岐世界ジオパークとの連携
     H25年9月に世界ジオパークネットワークに加盟認定された隠岐世界ジオパークと連携し、両ジオパークの魅力をアピールするとともに、両ジオパークの観光周遊を促進する。
    ○鳥取-隠岐観光クルーズルート調査事業(3,000千円)
     ・隠岐汽船の高速船を活用した両ジオパークを結ぶ観光クルーズ旅行を企画するための航路等の調査(H27年3月運航目標)
    ○大型客船による鳥取港−隠岐クルーズ(2,100千円)
     ・旅行会社の県外広告宣伝への支援
     ・船内イベントの実施
    ○旅行商品造成促進(1,000千円)
     ・両ジオパークを巡るツアーの造成支援
    ○ガイド交流会(標準事務費)
     ・山陰海岸で開催(H25年度は隠岐で開催)
    ○共同写真展(標準事務費)
     ・両ジオパークの写真コンクール入選作品の展示
    ○県外での共同PRキャンペーン(500千円)
     ・県外主要駅等でのブース展示、パンフレット配布
    ※2番目以降は、原則、島根県側と共同折半

3 背景・経緯

○山陰海岸ジオパークは、平成22年10月の世界ジオパークットワークの加盟認定後、地域において観光産業や学校教育等での活用が図られてきた。
○鳥取県東部の観光客数は、認定前の平成21年の2,939千人から平成24年の3,368千人と増加し、岩美町のシーカヤック体験者数や海水浴場利用者数も倍増するなど、一定の成果が上がっている。
○平成26年度は、4年に1度の世界ジオパークネットワークの再審査があり、これまでの取組をステップアップさせる年。
○とりわけ、平成25年度の日本ジオパークの再審査では、新規にジオパークとなった鳥取市西部地域の活動の活性化と、世界ジオパーク認定後の迅速な移行の準備態勢や各ジオサイトの魅力をつなぐ横の連携などが今後の課題としてしてあげられているところ。
○このため、地域活動の支援やツーリズムなどの活用を次のステージへとステップアップさせる必要がある。

4 平成25年度事業棚卸し結果

○評価結果:「改善継続」
○総括コメント:山陰海岸の地質遺産を教育・学術、環境、観光・地域振興に活用する取組であり、期待も大きい。現段階で事業の効果測定は十分ではないが、具体的な成果指標を設定し、「保全」と「活用」の両面に配慮しながら取組を一層推進していただきたい。また、関係自治体も多く組織的に効果が発揮できるよう取り組んでいただきたい。
○今後の方針:来年の世界審査を控え、ツーリズムや教育活用の状況など、これまでの取組の成果をまとめているところであり、具体的な指標の設定については山陰海岸ジオパーク推進協議会とも相談し、今後とも関係自治体と連携・協力して効果的な事業推進に取り組む。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(年度別の推進経過)
平成18年度
◇山陰海岸国立公園但馬地域連絡会議で世界ジオパークネットワーク加盟に向けた組織を設立することを決定
平成19年度
◇山陰海岸ジオパーク推進協議会設立(7月)
平成20年度
◇日本ジオパークに認定(12月)
平成21年度
◇国内からの世界ジオパークネットワーク申請地域に決定(10月)
平成22年度
◇世界ジオパークネットワークへの加盟が認定(10月)
平成23年度
◇山陰海岸ジオパーク推進協議会を中心に、山陰海岸ジオパーク110kmウオーク、山陰海岸ジオパークスタンプラリー等エリア全域を対象としたイベントの開催が行われた他、当県としても、引き続き地元での取組に対する支援や、県内外でのPRを行った。
平成24年度
◇第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク(APGN)シンポジウム開催(平成27年度)が決定
平成25年度
◇山陰海岸国立公園指定50周年記念事業と連携し、PIKA-PIKAイベント、宿題ラリー等により、山陰海岸ジオパークの魅力を国内外に発信。

これまでの取組に対する評価

◇世界ジオパークネットワークに加盟を果たし、県内を中心に認知度の向上が図られ観光客の入り込み客数の増加、教育現場での活用等が図られているところ。
◇写真コンクールなど鳥取県が新しい事業提案をし、山陰海岸ジオパーク推進協議会事業となるなど、協議会の活性化に貢献した。
◇しかしながら、まだまだ国内外での認知度不足は否めないところであり、引き続き普及・啓発に取り組むとともに、魅力的なツーリズムを提案する取組が必要である。
◇平成25年、鳥取市西部の新エリアを含めて日本ジオパークとして再認定された。
◇平成26年は、GGN(世界ジオパークネットワーク)の再審認定審査に新エリアも含めて再認定されるよう万全を期すとともに、地域活動やツーリズム等をさらにステップアップさせる必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

魅力ある観光地づくりと戦略的観光情報の発信

関連する政策目標

世界ネットワーク加盟を果たした山陰海岸ジオパークについて、関西広域連合の主管県として、ジオウォークなどのイベント実施や環境整備、教育活用、観光、JR活用等、多面的なジオパーク振興事業を推進します





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 21,009 8,213 0 0 0 0 0 0 12,796
要求額 54,277 22,282 0 0 0 0 0 0 31,995