1 事業概要
全国都市緑化とっとりフェア、全国植樹祭などの成果を踏まえ、みどりの国鳥取づくりに向けて、自然にある草花を生活の中に取り入れ、引き続き「共に育てる身近な緑づくり(鳥取流緑化スタイル)」を普及・定着させ、地域での「鳥取流緑化スタイル」の取組や地域への「鳥取流緑化スタイル」の浸透と人材の育成を進めるため、鳥取緑化スタイルガーデンコンテストの実施、県内各地でのワークショップの開催、県有施設・道路緑地帯等へナチュラルガーデンによるスポットガーデンを整備する。
2 事業内容
【情報発信】
(1)鳥取流緑化スタイルガーデン・デザインコンテスト事業
(2,882千円)
県内外のプロ・アマ(学生)を問わず、鳥取流緑化スタイルの趣 旨にあった庭園デザインを募集し、募集作品の中から優秀な作品を選抜して、都市公園内で実際に作成してもらうことで、新たな鳥取流緑化スタイルの普及に携わる人材の掘り起こしと鳥取流緑化スタイルの情報発信に資する。
○鳥取流緑化スタイルのデザインを募集
○デザイン審査による選考(入賞作品 5点程度)
○入選(優秀)作品の制作
→臨海公園など花と緑のフェア会場などで作品を制作
※コンテストの最優秀者について、『国際バラとガーデニングショー』や全国都市緑化フェア等のコンテストへ鳥取県としての出展ブースの制作業務を委託する。
(個人の場合は設計デザイン業務を、事業者の場合は制作も含めて委託する。)
【債務負担】 4,000千円
(ガーデニングショー出展コマ料1,000千円含む)
(2)県有施設等ナチュラルスポットガーデン整備事業
(15,,000千円)
県が進める鳥取流緑化スタイルの県内への一層の定着と鳥取流緑化スタイルによる都市環境等への潤い提供を図るため、県有施設等においてポールスミザー氏監修によるナチュラルスポットガーデンを整備する。
(整備想定箇所)
箇所数:3箇所(東・中・西部の計3箇所)
想定箇所:とっとり花回廊、道路等緑地帯、総合事務所等
事業費規模:5,000千円×3箇所
【人材育成】
(3)緑のワークショップ「みどりすとカフェ」開催支援事業
(600千円)
緑化フェアで培われた緑に親しむ活動者「みどりすと」の情報の共有や各地域でのネットワークを構築し、併せて「鳥取流緑化スタイル」の普及に資するワークショップを地域の団体・グループが開催する場合の経費を助成し、地域でのアマチュア「実践者」の育成と「鳥取流緑化スタイル」の定着を図る。
○緑のワークショップ、勉強会の開催
○先進地視察
※東・中・西部3箇所分(ナチュラルガーデンマイスターの推薦団体)
@200千円(上限)×3箇所=600千円 補助率 10/10
3 事業費内訳
事業費総額 18,482千円
(事業費単位:千円)
事業内容 | 事業費 | 積算内訳 |
1 鳥取流緑化スタイルガーデン・デザインコンテスト事業 | 2,882 | |
(1)選定審査会の開催 | ( 50千円) | (報酬) 45千円
(費用弁償) 5千円 |
(2)緑化スタイルガーデンデザイン表彰 | ( 854千円) | (報償費) 443千円
(特別旅費) 357千円
(需用費) 54千円 |
(3)入賞作品制作展示 | (1,978千円) | (制作委託料) 1,620千円
(特別旅費) 358千円 |
2 県有施設等ナチュラル・スポットガーデン整備事業 | 15,000 | 東・中・西部 各1箇所 計3箇所
※花回廊、道路等緑地帯、臨海公園などを想定
(工事請負費) 5,000千円×3箇所 |
3 緑のワークショップ「みどりすとカフェ」開催支援事業 | 600 (1箇所当たり200千円) | (補助金) |
(1)ワークショップ開催費 | ( 50千円) | (会議費) @10,000× 3回
(謝 金) @ 8,900× 1人× 2回
(旅 費) @ 1,000× 1人× 2回 |
(2)ワークショップ外部講師招聘経費 | (113千円) | (講師謝金) @30,000×2回
(旅費)
鳥取−宝塚 @26,500×2回 |
(3)先進地視察支援 | ( 37千円) | (旅費) @12,500×3人 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・全国都市緑化とっとりフェアを通じて、自然の草花を生活の中に取り入れる「鳥取流緑化スタイル」という新たな緑化スタイルを提案してきた。
・平成25年度から取り組んでいる「鳥取流緑化スタイル展開事業」において、県立公園内へのナチュラルガーデン整備を行い、鳥取流緑化スタイルの魅力を紹介、普及してきた。
・鳥取流緑化スタイルに携わる専門的技術者の養成
これまでの取組に対する評価
・ナチュラルガーデンを核とした鳥取流緑化スタイルについては、一定の評価を受けたと考えるが、全県への普及・浸透が不十分。
・鳥取流緑化スタイルの展開が既存公園の再整備に止まり、その手法を活かしたまちづくり等に繋がっていない。