現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 水産振興局の【要求降り】イワガキ付着面再生事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

【要求降り】イワガキ付着面再生事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

水産振興局 水産課 漁業振興担当  

電話番号:0857-26-7317  E-mail:suisan@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算要求額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:0千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

本県のイワガキ漁獲量は減少傾向にあり、イワガキ資源を維持していく上では主漁場となる人工構造物の付着面再生による積極的な漁場管理が不可欠な状況にある。しかし、受益者(漁業者)による付着面再生体制が整っていないためイワガキ資源の枯渇が危惧されている。そこで、県下全域で漁業者による付着面再生体制を構築することを目的とし、今後3か年かけて潜水士を養成するとともに、潜水によるイワガキ付着面再生技術習得事業を実施する。

2 背景

ア イワガキ漁場は県下全域で減っており、平成25年〜平成27年度にかけて水産基盤整備事業にて9地区でイワガキ増殖場を整備。これにより、整備5年後には県全体の年間水揚量は推定で178トン(H25年は120トン)まで増大する。

    イ 人工構造物の漁場では一度イワガキを漁獲すると再度イワガキ幼生が付着しにくいため、漁獲後にイワガキが付着する面を清掃する必要があり、整備する増殖場にて付着面再生を行うことで年間85トンのイワガキの生産が可能となる。
    ウ しかし、整備箇所で付着面再生体制が整備されているのは1地区のみであり、残り8地区では一度漁獲した後はイワガキの再付着が望めず費用対効果がとれない可能性が高い。
    エ 本県では過去に2度イワガキ付着面再生事業(業者委託方式と漁業者による取り組み)に取り組んだものの、事業終了後継続して取り組んでいる箇所は1箇所に留まっている。その原因として、次のことが考えられる。
    【普及が進まない主な理由】
    ○ボンベ潜水でないと作業効率が悪く、素潜り漁業者がほとんどである本県では、まずボンベ潜水技術の習得から始める必要があり、簡単には付着面再生活動体制が整う状況にない。
    ○スクーバ潜水でも作業時間がかかるため難しい。
    ○スクーバ潜水ではボンベの充填に手間がかかり、活動意欲がそがれる。
    ○潜水作業には潜水士免許(国家資格)が必要であり、知識・技術及び万全な安全対策が欠かせない。
    オ 付着面再生のやり方として、業者委託ないし、漁業者による自主的な管理が考えられるが、漁業者が自主的に取り組む意思がある箇所については、漁場管理体制を整備し、漁獲の安定に努める必要がある。

3 事業内容

潜水士免許取得支援・フーカー式潜水による付着面再生活動体制の整備

(事業内容)
○事業対象者  イワガキ増殖場整備地区を中心とするイワガキ採取漁業者(主に素潜り漁業者)
○事業年度 H26年度〜H28年度(3か年)
○事業内容
 県が付着面再生活動に意欲のある漁業者を対象に潜水士免許講習会を開催。また、免許を取得した人を対象に、潜水技術習得講習会(フーカー式潜水主体)を開催。練習用のフーカー式潜水機材は県が整備し、講習会等で使用する。また、漁業者へ無償レンタルして技術習得を支援する。
ア 潜水士免許取得講習会の開催(年1回)
イ フーカー式潜水技術取得講習会(年1回) 
ウ 練習用フーカー式潜水機材一式購入(潜水2名分初年度のみ)エ イワガキ資源管理協議会(仮称)立ち上げによる付着面再生体  制の構築 
※ボンベ潜水したことのない方を対象にするため長期間かけて技能習得を図る。H29年後は、漁業者自らが潜水して増殖場等で付着面再生活動を行う。


《事業の流れ》


4 所要経費

事業内容
   事業費
フーカー式潜水技術取得講習会
2,013,228円
潜水士免許取得講習会
      440,532円
フーカー式機器整備
1,486,080円
3,939,840円


5 想定される事業効果

・潜水士免許取得により、漁協も安心して付着面再生活動を進めることが可能になる。

・3か年という潜水士養成期間をとることで、少しずつ確実に潜水技術の習得が図られるとともに、イワガキ漁獲管理への芽生え、組織化も図られ、各地に付着面再生活動体制が構築される。H
27年度以降は輪作等により将来に渡ってイワガキの資源量の維持増大を図ることが可能となる。






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0