現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 地域振興部の若桜線維持存続事業
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:交通対策費
事業名:

若桜線維持存続事業

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地域振興部 交通政策課 鉄道担当  

電話番号:0857-26-7100  E-mail:koutsuuseisaku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算要求額 32,643千円 5,417千円 38,060千円 0.7人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 30,747千円 5,561千円 36,308千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:32,643千円  (前年度予算額 30,747千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業内容

(1)若桜線維持存続支援事業費補助金の交付

     鉄道施設を自治体が保有・管理し、鉄道会社は列車運行に専念する「公有民営方式での上下分離」を導入し、自ら鉄道事業者として生活交通手段である若桜線の運行を維持している地元両町(若桜町・八頭町)に対し、所要の支援を行う。

    (2)若桜鉄道利用促進実行委員会の運営協力
     若桜線の利用促進を図るため、沿線自治体等が会員となって、沿線住民のマイレール意識の定着や観光誘客に資する活動を行う。

2 補助事業の支援対象

(1) 支援対象者
若桜線(若桜ー郡家間:19.2km)の線路などの鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者である若桜町及び八頭町

(2) 支援対象経費
第三種鉄道事業者として地元両町が支出する、沿線住民の生活交通確保のため必要な鉄道施設保守管理経費
(主な項目)
・線路保存費 (レール・橋りょう等の維持費)
・電路保存費 (信号・通信・踏切等の維持費)
・輸送高度化事業費(設備投資、老朽施設更新)

[模式図]

3 支援の必要性

以下の点から、維持存続を支援する必要がある。
  • 若桜線は、年間約42万人超の旅客の7割以上を占める中学・高校通学生にとって、他に代え難い貴重な通学手段
  • 約5百名もの通勤通学客の大量輸送を、定時性を確保しながら担うことができる輸送機関は鉄道以外には存在しない
  • JR因美線(郡家〜鳥取間)の普通列車の約3割(6往復)を若桜鉄道車両が担い、因美線旅客輸送にも影響は大
  • 鉄道の持つ渋滞緩和等の社会的便益、観光誘客による地域経済波及効果、メディア露出による広告宣伝効果等は大きい

4 所要経費

(1)若桜線維持存続支援事業費補助金
 32,092千円(30,196千円)
     地元両町が主体となって支出する鉄道施設保守管理経費について、1/3を県が支援する。

    鉄道施設保守経費 96,277千円
    上記のうち県支援額 32,092千円(96,277×1/3)

    ※H26.4からの消費税引上げに伴い、見直しを行う。

    自治体経費内訳                      単位:千円


    H22実績

    H23実績

    H24実績

    H25見込

    H26見込

    鳥取県

    26,558

    27,484

    27,555

    30,196

    32,092

    関係自治体

    53,948

    64,125

    75,473

    67,370

    64,185


    80,506

    91,609

    103,028

    97,566

    96,277
    上記の他に駅舎管理費等で年間約3,000千円を両町が負担

    (2)若桜鉄道利用促進実行委員会負担金 251千円(251千円)
     ・沿線住民への利用促進に向けた活動実施
     ・智頭線沿線へ観光客等の誘客の広報活動実施

    (3)事務費 300千円(300千円)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況


・H21年4月1日より、公有民営方式の上下分離に移行し、鉄道施設を若桜町と八頭町が保有・管理
・県はH21年度から鉄道施設を保有・管理する両町に対し保有・管理に係る経費の一部を支援
・若桜鉄道は、通学定期価格の値下げ、シルバー定期券、若桜鉄道応援団、サポート倶楽部、ファミリー割引きっぷなど、多種多様な企画商品の売り出し、SLの体験運転等観光誘客の促進を行い、収入増を図っている
・上下分離後、若桜鉄道は3年連続で黒字を計上したが、H24は赤字を計上
・県、鳥取市、若桜町、八頭町で構成する「利用促進実行委員会」で、八頭高生割引、役場職員の鉄道通勤の促進、各種イベント、広報活動など、さまざまな利用促進活動を実施中

これまでの取組に対する評価


・少子化の影響により通学定期利用者の減少は続いているものの、利用促進活動の浸透により、通勤定期利用者は増加中
・SL体験運転、企画列車(花見列車、風鈴列車等)の運行による観光客の利用が増加
・大阪の小学校1校が修学旅行を採用
・全国初の公有民営方式の上下分離導入で、若桜鉄道の知名度が向上し、全国からの視察も多数
・引き続き、若桜線維持存続への支援を継続し、若桜鉄道の経営健全化(収支均衡)を図る




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 30,747 0 0 0 0 0 0 0 30,747
要求額 32,643 0 0 0 0 0 0 0 32,643