１ 事業概要
近年、旧来の水利システム地域において、施設の老朽化に伴う漏水の発生や管理労力の増大等に起因し、中心経営体への農地集積や生産効率の向上に支障をきたしている。
本事業では、農地集積に伴う農業用水利用の調整及び再編、また、環境用水や地域用水等、多面的機能の確保やその保全・維持・増進等に資するための各種調査・検討等のソフト対策と併せて、水管理施設や安全施設等の附帯施設整備及び補修等のハード対策を総合的に行うものである。
２ 事業内容
○水利用調整事業
水利使用の見直し、環境用水等の用水の質的向上の支援等を行う。
○管理省力化施設整備事業
給水栓、ゲートの自動化等、管理省力化のための農業用用排水施設の整備を行う。
○機能保全計画策定事業
農業用用排水施設等に関する機能保全計画の策定を行う。（機能保全計画の策定に必要な当該施設の機能診断を含む。）
（国事業：農業水利施設保全合理化事業にて実施予定）
３ 事業要件
○水利用調整事業
・農業用用排水施設における維持・保全管理の継続に支障を来すことが懸念されること。
・環境用水、冬期湛水用水又は消流雪用水を取得する場合にあっては、以下のア・イの要件を満たすこと。
ア）河川管理者や関係機関で構成され、将来にわたり農業用用排水施設の維持・保全管理の主体となる協議会が設置されること。
イ）事業計画区域が、田園環境整備マスタープランの環境創造区域若しくは環境配慮区域のいずれかに区分されること、又は地方農政局長等が認める環境配慮を重視する計画に位置付けられること。
○管理省力化施設整備事業
・当該事業費が200万円以上であること。
○機能保全計画策定事業
・末端支配面積が１０ヘクタール以上であること。
４ 負担区分
○水利用調整事業
・国５０％、５５％（六法指定地域等）
・国の補助残については市町村・地元で負担。
○管理省力化施設整備事業
・国５０％、５５％（六法指定地域等）
・国の補助残について、県は１５％を上限に市町村負担額と同額を補助する。（農業体質強化基盤整備促進支援事業と同様の考え）
○機能保全計画策定事業
・国１００％（定額）
５ 要求内容・要求金額
○管理省力化施設整備事業
地区名 | 工種・数量 | 要求金額
（単位：千円） |
| 久米ヶ原地区 | 末端施設整備 A=7.5ha | １９，５００ |
合計
（1地区） |  | １９，５００ |
（末端事業費 30,000千円）
○機能保全計画策定事業
地区名 | 工種・数量 | 要求金額
（単位：千円） |
| 若桜地区 | 機能保全計画策定 １式 | ２，４００ |
| 八頭地区 | 機能保全計画策定 １式 | ２，４００ |
| 倉吉地区 | 機能保全計画策定 １式 | ３，４００ |
| 北栄地区 | 機能保全計画策定 １式 | ２５，７００ |
合計
（４地区） | | ６４，５００ |
要求額 合計 ８４，０００千円
| | | | | （単位：千円） | |
| | 全 体 計 画 | 当 年 度 要 望 | 備考 |
| ＮＯ 新規／継続 区分 | 事業箇所 | 事業概要 | 期間 | 事業費 | 事業概要 | 要求額
（うち国庫） | 査定額
（うち国庫） | 前年度予算額
当年度以降残 |
001 新規
事業費 | 久米ヶ原
倉吉市
倉吉市 | 末端施設整備 A=15ha | H26-27 | 39,000 | 末端施設整備 A=7.5ha | 19,500
(15,000) | 19,500
(15,000) | 0
39,000 | |
002 新規
事業費 | 若桜
若桜町
若桜町 | 機能保全計画策定 １式 | H26-26 | 2,400
| 機能保全計画策定 １式 | 2,400
(2,400) | 2,400
(2,400) | 0
2,400 | |
003 新規
事業費 | 八頭
八頭町
八頭町 | 機能保全計画策定 １式 | H26-26 | 2,400 | 機能保全計画策定 １式 | 2,400
(2,400) | 2,400
(2,400) | 0
2,400 | |
004 新規
事業費 | 倉吉
倉吉市
倉吉市 | 機能保全計画策定 １式 | H26-26 | 34,000 | 機能保全計画策定 １式 | 34,000
(34,000) |
| 0
34,000 | |
005 新規
事業費 | 北栄
北栄町
北栄町 | 機能保全計画策定 １式 | H26-26 | 25,700 | 機能保全計画策定 １式 | 25,700
(25,700) | 25,700
(25,700) | 0
25,700 | |
| 要求額合計 | 84,000 | | |
| （うち国庫） | （79,500） | | |