現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 農林水産部の柿梨等霜被害再発防止事業
平成26年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

柿梨等霜被害再発防止事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 生産振興課 果樹担当  

電話番号:0857-26-7414  E-mail:seisanshinkou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 3,000千円 1,548千円 4,548千円 0.2人
3,000千円 1,548千円 4,548千円 0.2人

事業費

要求額:3,000千円    財源:単県   追加:3,000千円

事業内容

1 事業概要

 4月15日早朝の気温が氷点下を記録し、柿及び梨に約3.8億円の霜被害が発生した。

     柿では過去最悪の霜被害となっており、再発防止に向けて、霜害対策に必要となる資材を配備して産地ぐるみで体制を整えるとともに啓発活動を行う。

2 事業内容

柿梨等霜被害再発防止事業
(1)体制整備
事業内容灯油を燃焼して霜害対策を行うために必要となるペール缶の配備に係る経費を助成
事業主体鳥取県果実生産出荷安定基金協会 ※)
補助率 1/2
事業費(県費) 5,000千円(2,500千円)
算定基礎 7.5万円/ha(缶代)×約70ha(被害面積)
※)JAグループ、県他で構成する一般社団法人。梨・柿・ぶどうの出荷箱数に応じて造成した基金により生産販売対策の事業を実施。

(2)啓発活動
事業内容生産者が霜害対策等を行うように、啓発パンフレットの作成配布、霜害対策研修会の開催
事業主体 県
事業費 500千円
算定基礎 パンフレットの作成配布:150千円
 推進研修会の開催:145千円
 現地実演会の開催:205千円

(3)その他
 防霜ファンやスプリンクラー散水※)といった施設整備を伴う霜対策などは、農業団体などと実施内容、事業規模を調整し、9月補正で要求予定。
 ※)降霜時に散水して氷結させることで作物の温度が0℃以下にならないように保つ対策

3 霜被害の状況

 冷気が溜まりやすい果樹園ほど被害が大きく、柿では新梢の壊死、梨では花(雌しべ・子房)が黒変し、収穫量が減少する被害が発生した。
 5月8日時点の被害取りまとめ

品目

被害内容

被害規模

被害額

備考


新梢の壊死

  29.7ha

 179,590千円

7市町


花の黒変、実止まり不良

  36.3ha

 198,825千円

8市町

合計


  66.0ha

 378,415千円

4 その他の支援策

柿梨等霜害対策緊急支援事業(予備費)
事業内容霜被害により概ね3割以上の収量減となった農業者の柿梨等の防除に要する経費を助成
事業主体5a以上柿梨を栽培する農業者等
補助率 1/3
事業費(県費) 30,000千円(10,000千円)
備考 殺菌・殺虫農薬代:3,900円/10aの1/3助成

果樹等経営安定資金利子助成事業(当初予算)
事業内容JA等が被害を受けた農業者へ融資する資金への利子助成(融資額は肥料・農薬・資材代等の再生産に必要となる経費相当額)
事業主体JA鳥取県中央会
補助率 1/3
融資枠 3億円
末端利率 0%
 ※)JAグループ、県他で構成する運営委員会による発動後に事業実施。

5 背景

 近年、温暖化の影響によるものか、春先の果樹の生育が早くなったり、寒暖の差が厳しくなって、強風、雹・アラレ、遅霜などによる被害が発生している。

 本県は、関東地方などと比べて気象災害への備えが遅れており、強風、雹・アラレの対策として、関東仕様の低コストな網掛け施設の整備を推進し始めたところである。
 遅霜による被害は、近年は常習地での発生や品質低下にとどまる程度であったため、対策を行っていない生産者も多く、今年の大被害を期に霜対策の取組を強化する必要がある。






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 3,000 0 0 0 0 0 0 0 3,000
保留・復活・追加 要求額 3,000 0 0 0 0 0 0 0 3,000
要求総額 3,000 0 0 0 0 0 0 0 3,000