現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成26年度予算 の 地域振興部のとっとりジビエ利用促進総合対策事業(いなばのジビエ開発普及事業)
平成26年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

とっとりジビエ利用促進総合対策事業(いなばのジビエ開発普及事業)

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地域振興部 東部振興課 企画調整担当  

電話番号:0857-26-7970  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
26年度当初予算要求額 10,629千円 1,548千円 12,177千円 0.2人 0.0人 0.0人
25年度当初予算額 4,095千円 1,589千円 5,684千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,629千円  (前年度予算額 4,095千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的

(1)有害鳥獣として捕獲が進められているがほとんど利用されていない猪、鹿を地域資源として見直し、有効活用を図る。


    (2)ジビエ(猪、鹿肉)のイメージアップ、消費拡大推進に向け、県東部の狩猟者、獣肉処理業者、飲食店等の幅広い民間有志が「いなばのジビエ推進協議会」を平成24年5月に設立し、行政、商工等関係機関と連携し活発な活動をしている。

    (3)農林業保全対策、鳥取いなばの新グルメ開発、健康食材等の多面的な視点から、猪、鹿有効活用の必要性と可能性を多くの県民に理解いただき、その強化、拡大を進める。

    (4)今まで活用が進んでいない鹿角、皮、内臓の資源価値を調査研究し、まるごと一頭の有効活用を図る。
    ※ジビエ(仏:gibier)=主にフランス料理の用語で、狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のこと。

2 事業内容

(1)ジビエコーディネーターの配置(1名) 
    1. 各獣肉処理加工施設の精肉在庫状況等に関する情報収集管理
    2. 販路開拓、マッチングの推進(猪・鹿肉、皮、内臓等)
    3. プロモーション活動(フェアの開催等)
(2)ジビエファンクラブの組織化
    猪、鹿の有効活用に賛同する消費者を組織化し、商品、店、イベント情報等を発信しその活用を促進する。

(3)いなばのジビエフェスティバルの開催
    1. 猪、鹿の有効活用取り組み紹介(事例発表、パネル展示)
    2. ジビエ料理、加工品の試食提供
    3. 猪、鹿を活用した商品展示

(4)未利用部位(角、皮、内臓)の資源価値の調査研究
    1. 鹿角に含まれる有望成分の抽出検査(コラーゲン等)【鳥取大学等研究機関へ委託】
    2. 活用事例調査(ドッグフード、健康食品等)

(5)販売が進まない肉の部位(モモ・バラ等)を中心とした有効活用調査【食品開発研究所】
    1. 健康機能成分の抽出検査(アミノ酸、カルニチン等)
    2. 新たな加工開発に向けた調査(発酵熟成)

3 要求額 10,629千円

事業内容
事業内容
金額
ジビエコーディネーター配置経費

※いなばのジビエ推進協議会へ委託
(1)人件費


(2)活動費
(2,977)
2,989

(1,118)
1,207
有効活用普及啓発事業

※いなばのジビエ推進協議会へ委託
(1)ジビエファンクラブの組織化

(2)いなばのジビエフェスティバル
(0)
777

(0)
1,516
まるごと一頭活用研究調査費


(1)鳥取大学へ委託
(2)食品開発研究所調査
(1)成分抽出分析等


(2)鹿の有効活用研究
(0)
2,960

(0)
1,180
(4,095)
10,629

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

 狩猟者(川上)から飲食店(川下)と行政、商工会等がスクラムを組んだ全国初の組織「いなばのジビエ連絡協議会」を平成24年5月に設立。平成25年度は「いなばのジビエ推進協議会」と改名しジビエ有効活用に向けた取組を強化。



 販路開拓や消費拡大に向けたプロモーションなどの業務を担当するコーディネーター(平成25年4月〜)を1名配置しジビエの有効活用に係る活動を促進








 ブランド化に向けて解体処理技術の向上や衛生管理体制の構築に向け、関係機関と連携した研修会、検討会、巡回指導等を実施

 肉にとどまらず、皮、角、内臓等の活用に向けた取組も開始された。
先進事例調査や研究機関等との意見交換を行い有効活用の進め方を模索。

これまでの取組に対する評価

 「いなばのジビエ推進協議会」のロゴマークを作成、ホームページを開設し、協議会が中心となっていなばのジビエ統一ブランド化に向けた一体的活動を展開した。この取組み、から民間会員が増加した。
平成24年5月:33→平成25年12月現在:48
 取り組みがテレビ、ラジオ、新聞、広報紙等多くのメディアに取り上げられ、今まで知られていなかったジビエへの認知度が向上した。

 ジビエ情報発信イベントの開催
・森の贅沢ジビエフェア(平成25年9月4日〜平成26年1月26日)、29グルメ&ジビエフェア(平成25年11月29日〜12月1日)等
・ジビエ料理提供店舗、旅館の増加
平成24年5月:1店舗→平成25年12月現在:14店舗
農家民宿での体験料理活用
(佐治民泊、ハンター民宿)
・加工品、テイクアウト商品開発
イノシシ燻製、鹿肉ソーセージ、バーガー等の商品が試作開発され消費拡大の幅が広がった。

 獣肉処理事業者が施設の改良、充実を行ったり、解体処理作業の点検、改善に取組むようになった。

 皮製品の商品化(洗顔布、鞄、小物等)、
角製品の商品化(アクセサリー)につながった。
 ペットフード材料(鹿の角、内臓等)としての取引が開始された。
 既に活用の進む韓国の先進事例調査により鹿にはコラーゲン、ガングリオサイド等の資源価値の高い有望成分を活用した商品が多く流通しており、新たな商品開発に向けた資源活用の可能性があることが判った。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 4,095 0 0 0 0 0 0 0 4,095
要求額 10,629 0 0 0 0 0 0 0 10,629