２０２０東京オリンピック・パラリンピック代表選手育成プロジェクト

○トップアスリートを目指す小学生高学年、及び中学生の育成プログラムの実施、適性競技等の助言
（１）２０２０東京オリンピック・パラリンピック関連事業検討委員会の開催（1,866千円）
事業全体の運営方針や方策を検討し、候補生の選抜とプログラム内容の決定を行う。
・年４回程度
※検討委員は、各競技団体のジュニア強化担当者、スポーツ栄養士、スポーツ心理学専門家、スポーツトレーナーを既に任命
（２）「チーム鳥取！」候補生の選考・認定（1,179千円）
将来オリンピック選手になり得る可能性を秘めた子どもたちを体力面及び心理面から検査し発掘する。
（ア）1次選考（50名程度）
・新体力テスト（応募時に自己申告）
（イ）2次選考（30名程度）
・体力テスト（検討委員会が独自に設定する種目）
・心理検査（心理的競技能力診断検査DIPCA.3）
（ウ）認定式
・２次選考を通過した３０名程度の子どもたちを「チーム鳥取！」候補生として認定
（H26実績）
・応募総数：１２５名
・1次選考：６２名
・2次選考：３０名（H27年1月決定予定）
（３）「チーム鳥取！」選手育成プログラムの作成・実施
（2,820千円）
将来オリンピック選手になり得る可能性を秘めた子どもたちにアスリートに必要な知識、能力を身に付けさせるための育成プログラムを作成、実施し能力アップを図る。
（ア） 月１〜２回程度の練習会
（イ）長期休業等を活用したトレーニングキャンプ

<トレーニング内容＞ 　体力トレーニング（敏捷性、瞬発力、持久力、巧緻性の向上）、メンタルトレーニング、スポーツ栄養指導、コンディショニング、保護者サポート

（４）競技体験会の実施（7,097千円）
選抜された「チーム鳥取！」候補生に対して、競技の魅力や面白さを体験させ、競技選択のきっかけを作る。

<体験競技＞８競技 　ボート、カヌー、セーリング、レスリング、自転車、アーチェリー、ライフル射撃、ホッケー

・各競技２回程度の体験会
希望する競技の体験会に参加する。

【事業スケジュール】

月	1期生（H26）	2期生（H27)	検討委員会
４ ５ ７ ８ ９ １１ １２ １ ２	開講式 育成プログラム開始 サマーキャンプの実施 競技体験会の実施 ウィンターキャンプの実施 育成プログラム終了 修了式	候補生の募集 1次選考 2次選考 認定式	第1回 第2回 第3回 第4回

（２）　夢！輝き情報発信事業　6,389千円（5,380千円）

○トップアスリートの派遣やトップアスリート等とのスポーツ交流教室の開催など鳥取県出身のオリンピックパラリンピック選手や指導者等と県内小学生、及び中学生がふれあう機会を創出する。
○オリンピック等の情報を提供することで、スポーツ気運の向上を図る。
（１）　子どもたちとトップ選手の交流機会の創出（2,000千円）
各競技団体によるトップ選手や指導者と県内子どもたちとの交流機会事業への助成
　２００千円×１０団体
※補助額を200千円（H26：100千円）に増額
（謝金要求額が高額であるため、交渉が成立しにくいとの声）
（H26実績）

団体	内容
鳥取市陸上競技協会	ロンドン五輪男子やり投選手による小学生陸上競技クリニックを開催
鳥取県自転車競技連盟	アジア大会銀メダリストによるサイクルイベントを開催
鳥取県ボート協会	ロンドンオリンピック日本代表選手によるジュニア選手との交流会・講習会を開催

（１）国際大会等遠征支援事業補助金（4,757千円）
国際大会等に日本代表選手又はコーチとして参加する場合の遠征費の一部を補助する。
[対象者]
・中央競技団体が派遣する鳥取県ゆかりの選手又はコーチ
・障がい者スポーツ団体が指定強化選手を対象に実施する海外合宿に参加する鳥取県ゆかりの選手（障がい者スポーツ競技力向上事業で別途、予算要求）
・既に国際大会や全国大会等で上位入賞する等の成績を残しており今後活躍が期待できるものとして、県が認める鳥取県ゆかりの選手又はコーチ
[対象経費]
・旅費（渡航費・宿泊費）等個人負担を求められる経費
[補助率]
・個人負担額の１０／１０
[交付先]
・選手及びコーチ個人
※ 「鳥取県ゆかりの選手又はコーチ」について
・「鳥取県ゆかりの」：県内在住、県出身、県内競技団体に登録されていること
・「コーチ」：競技団体の依頼を受けて選手に帯同するコーチ

（２）　スーパーアスリート指定選手支援事業交付金
（5,000千円）
国際大会等に出場する機会の多い選手に対して、大会シーズン中を通じて良好なコンディションを維持管理できるよう必要な経費の一部を補助する。
[対象者]
・競技団体が推薦する国際大会へ出場する予定の鳥取県ゆかりの選手
[対象経費]
・需用費、委託料、使用料及び賃借料、備品購入費
[補助率]
・１０／１０（上限：５００千円）×１０名
[交付先]
・選手個人

（３）　海外の優秀指導者招聘事業補助金（991千円）
海外の優秀な指導者を招聘し、県内の選手を指導してもらうことにより競技力の向上を図ろうとする事業に対して補助する。
[対象経費]
・報償費、旅費
[補助率]
・１０／１０
[交付先]
・競技団体

• 今年９月に韓国仁川で開催されたアジア競技大会では、５名の選手が代表選手に選出され、中でも自転車競技、アーチェリー競技においては、メダル獲得に貢献した。
• 近年、ジュニア期一貫指導体制によるジュニア強化事業の成果が現れ始め、日本代表選手に選出されて、国際大会へ出場するジュニア選手が増加している。
• 日本代表クラスのアスリートの一層の育成に向けては、これまでの取組を生かしつつ、早期からアスリート教育・指導を戦略的に展開することが必要。
• 今後、本県から国際舞台へ羽ばたくアスリートを育成していく上では、選手やコーチを経済的に支援している体制づくりが必要。