鳥取県産豚の美味しさ解析試験

　このことから、鳥取県産豚は一般豚よりも筋肉内脂肪含量・オレイン酸含量が高い可能性がある。
　また豚肉に多く含まれている「ビタミンＢ１」を測定し、アピールポイントの一つになることが推測される。
　今回、食味官能評価を加えた肉質の良さなどを解析し、鳥取県産豚のアピールポイントの提示を行うとともに、県内養豚農家に対して精液及び繁殖候補豚の供給を行う。
　このことにより、鳥取県産豚の高品質かつ安定的な生産が行われ国外・県外との差別化を打ち出すことで、経営体質の強化ができ収益性の高い畜産経営が図られる。

　鳥取県産豚及び「大山赤ぶた」の肥育試験を行い、肉質分析（筋肉内脂肪含量、ビタミンＢ１、オレイン酸、グルタミン酸、イノシン酸）、食味官能評価などを調査して美味しさを明確にする。また、遺伝率・遺伝相関・総合育種価を算出する。
２）農家実証試験
　鳥取県産豚の農家実証試験を実施し、鳥取県産豚の美味しさを確認する。
３）精液、繁殖候補豚の供給
　県内養豚農家が希望する品種の精液及び繁殖候補豚を計画的に供給し、高品質な豚肉生産を目指す。

平成２７年度要求内訳

項　目	金額（千円）
備品購入費	１，０７８
出張、研修等の旅費	１４３
豚の飼養管理に必要な飼料費、医薬材料費など	１５，５４７
豚の登録・登記代、肉質分析料、手数料など	２，４６４
合　計	１９，２３２