現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 農林水産部のがんばる酪農支援事業(乳牛緊急増頭事業)
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

がんばる酪農支援事業(乳牛緊急増頭事業)

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農林水産部 畜産課 酪農・経済担当  

電話番号:0857-26-7288  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 4,200千円 2,330千円 6,530千円 0.3人 0.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 4,200千円 2,330千円 6,530千円 0.3人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 4,200千円 2,322千円 6,522千円 0.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,200千円  (前年度予算額 4,200千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:4,200千円

事業内容

1 概要

平成30年度に鳥取県の生乳生産量を6万トンにするため、大山乳業農協が緊急的に乳用牛を導入する事業に対し支援を行う。

2 背景


    ◆県内酪農を取り巻く環境の悪化により、10年後には農家戸数、成牛頭数はそれぞれ40戸減、2,000頭減となり生乳生産量も現状の58,000tから48,000tと大きく減少する見込み。
    ◆県内育成牛は、主に自己牛の更新用に飼育されており、早期に県内乳牛頭数を増加させるためには、緊急的に乳牛の導入が必要である。
    ◆大山乳業農協等酪農に関連する業務に関わる雇用者は約700人であり、このまま生乳生産量が減少すると雇用に大きく影響することは必至。
    ◆大山乳業農協は県内唯一の酪農組合であり、そのブランドである「白バラ牛乳」ブランドは関西圏のみならず首都圏でもその味、安全性の面から大いに支持されている。
    ◆「白バラ牛乳」ブランドで鳥取県をPRするために、アイスクリーム等の乳製品を活用して県内各地の農産物の売り込みやロシア・中国等への輸出により更にブランドを広げていく上で、生乳生産量の落ち込みは致命的。
    ◆そこで県、大山乳業農協と有識者で「やらいや酪農プロジェクト」を立ち上げ、鳥取県酪農振興プログラムをつくり、県内の今後の酪農のあり方やブランド化の強化について検討しているところ。

3 事業内容及び要求額

(1)導入資金貸し付
・県1/2、大山乳業1/2の資金で大山乳業が乳用種育成牛(10ヶ月齢)を県外等から購入し、育成後農家に預託貸付する。
・事業終了後、貸付金を県に全額返還する。
・H24年度及びH25年度で貸付け済み(計55,000千円)

<基金運用方法>
ア 購入した乳用種育成牛に和牛受精卵移植を実施し、分娩2ヶ月前まで県内外の放牧場等で育成。
イ アの牛を農家に貸付け(預託)、購入金額と育成等に要した金額を農家が基金に返納(初産の和牛受精卵移植産子、2産目の和牛産子等の販売代金で差し引くことも可能とする(子返し))。※基金による妊娠牛の預託とし、子返しも可能とすることで、返還額の圧縮を図る。
ウ 上記ア〜イを繰り返すことで県内搾乳牛を平成28年度に成牛を350頭増頭し、平成30年度に県内生乳生産量を6万トンに増加。

(2)リスク補助
・分娩2回までに生じた育成経費のうち、リスク部分については実経費の1/2を補助する。
・平成27年度:4,200千円(42千円×100頭)
・分娩2回までに生じた受精卵移殖等の育成経費増加分や、育成段階での死亡・長期未受胎について1/2を助成。

<対象となる経費>
ア 育成段階
(ア)不受胎等による育成期間延長の経費
(イ)受精卵移植等の際の不受胎等による経費
(ウ)育成途中での死亡による損失
イ 農家預託段階
(ア)疾病・流死産など共済対象外経費
(イ)2産目の受精卵移植等の際の不受胎による経費
(ウ)初乳給与に係る経費
(単位:千円)
事業費
負担区分
要求額
8,400
県1/2、大乳1/2
4,200

4 事業期間

◆平成24年度〜平成29年度

◆貸付期間:平成30年3月31日まで
◆事業終了後、全額県に返還する。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成24・25年度に貸し付け金を活用し、平成26年9月までに147頭を買上げ、52頭を農家へ供給している。現在、95頭を預託育成中である。

これまでの取組に対する評価

大乳が買い上げて、黒毛和種受精卵を預託育成時に受胎させた乳用牛を酪農家が導入する事業であるが、昨今の和子牛価格の高値の影響もあって、分娩和子牛の引き取り価格も高値となり、結果として乳用牛の導入価格を抑えることができるため、本事業を活用した導入要望が多い状況である。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 4,200 0 0 0 0 0 0 0 4,200
要求額 4,200 0 0 0 0 0 0 0 4,200

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 4,200 0 0 0 0 0 0 0 4,200
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0