事業名:
アスパラガスの産地拡大を目指した省力・安定栽培技術の確立
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農林水産部 園芸試験場 野菜研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
27年度当初予算額 |
596千円 |
2,330千円 |
2,926千円 |
0.3人 |
0.5人 |
0.0人 |
27年度当初予算要求額 |
596千円 |
2,330千円 |
2,926千円 |
0.3人 |
0.5人 |
0.0人 |
26年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:596千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:596千円
事業内容
概略説明
省力型土壌改良法、鳥取県における有望品種の栽培実証、適正な土壌養水分管理方法の確立、袋栽培による鳥取型簡易栽培システムの開発により、県内アスパラガス栽培の面積、生産量拡大を図る。
1.事業の必要性
1)アスパラガスは軽量品目で高齢者でも導入しやすく、価格が安定した品目として全県下に栽培が広がりつつある。
2)収量確保には定植時の深耕、堆肥の多量投入などの土壌改良が必要であるが、労力的負担が大きいため実施されていない。簡易な土壌改良法とともに手軽に導入できる栽培方法の開発が必要である。
3)近年の夏期の極端な高温、乾燥により異常茎の発生が多く、収量減の要因となっている。
4)現在導入されている品種は本県における適性が不明であり、的確な品種選定が望まれている。
5)アスパラガスは同一ほ場に改植すると連作障害が起こるため、連作を余儀なくされるハウス栽培の生産性低下の要因となっている。
6)現在の栽培技術は他県の事例を参考にして組み立てられているが、西南暖地の栽培先進地とは気象条件が大きく異なるため、生産量拡大には鳥取県に適した栽培体系を確立する必要がある。
2.試験の内容および効果
試験内容 | 期待される効果 |
1.定植時土壌改良の省力化 | 盛り堆肥法による栽培実証 | ・新規導入が容易になる。
・L規格以上収量、秀率向上など安定生産となる。
・手軽な栽培の確立で広く栽培導入が期待される。
・ハウス栽培の連作障害が回避できる。
栽培面積 10ha → 15ha
収量 1.0t/10a → 1.5t/10a |
2.鳥取県に適した品種の選定 | 有望品種継続調査 |
3.秀率向上技術の確立 | 土壌水分管理 |
施肥管理技術 |
4.鳥取型簡易栽培技術の確立 | 袋栽培の培養土選定および栽培管理 |
3.これまでの成果
試験項目 | 成果の概要 |
定植時土壌改良の省力化 | 収穫3年目までの結果では、盛り堆肥法は慣行栽培よりも収量が多い。 |
鳥取県に適した品種の選定 | 収穫3年目までの結果では、‘グリーンタワー’がL規格以上の収量、秀率が良く有望であった。 |
4.H27年度の試験内容
試験項目 | 試験内容 |
1.定植時の土壌改良 | 盛り堆肥法の経年収量調査 |
2.鳥取県に適した品種の選定 | 有望品種の経年収量調査および適品種選定 |
3.秀率向上技術の確立 | 新規定植して1年間株養成
(H28年度から試験処理開始) |
4.鳥取型簡易栽培システムの開発 | 袋栽培培養土の検討 |
5.H27年度の要求内訳
内訳 | 要求額(千円) |
旅費 | 25 |
栽培資材・実験器具購入費 | 566 |
通信運搬費 | 5 |
合計 | 596 |
6.試験実施期間
平成27〜31年度
年度 | 試験内容 | 事業費
(千円) |
H27 | ・盛り堆肥法の栽培実証
・有望品種の決定
・袋栽培の培養土の検討 | 596 |
H28 | ・土壌水分管理の検討
・適正施肥量、施肥時期の検討
・袋栽培の栽培実証 | 596 |
H29 | ・土壌水分管理の検討
・適正施肥量、施肥時期の検討
・袋栽培の栽培実証、経年調査 | 596 |
H30 | ・土壌水分管理の検討
・適正施肥量、施肥時期の検討
・袋栽培の栽培実証、経年調査 | 596 |
H31 | ・土壌水分管理の検討
・適正施肥量、施肥時期の検討
・袋栽培の栽培実証、経年調査
・鳥取型栽培マニュアルの作成 | 596 |
合計 | | 2,980 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成23年から定植時の土壌改良の簡易法、鳥取県に適した品種選定を試験開始し、収穫3年目まで一定の成果が得られている。
これまでの取組に対する評価
平成26年度 外部評価委員会議(事前評価)の結果
評点 11.3 (評点9以上で試験実施)
評価委員の主な意見
・高齢者でも作業しやすくなると期待が持てる。
・長期栽培継続に関する基礎研究の確立が必要。簡易栽培、露地栽培の技術確立を期待する。
・省力化と収量増にポイントを絞っては。
<自己分析>
まず、要望が高かった土壌改良法と品種選定に取り組み、一定の方向性を見いだすことができた。これを受けて残されている問題に対する課題を設定した。
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
596 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
596 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
596 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
596 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |