これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・ 8月上旬において、「なつひめ」「新甘泉」の収穫時期の糖度予測が可能となった。
・元肥の施用は不要である可能性を見いだした。
・ 「王秋」のコルク状障害の発生原因の一つを解明し、ある程度発生が低減できる技術を確立した。
・「夏さやか」に対する霜ガードの処理は霜害によるアザを軽減できる可能性が示された
これまでの取組に対する評価
<H26年度の外部評価(事前)の結果>
評点:11.8 判定:○
(評点10以下は再考)
評価委員の主な意見
・最近の気候から、緊急性の高い研究と思われる。王秋の果肉障害対策を急いでください。
・いつまでも同じ梨を続けていくこと自体が疑問でもある。気候変動(温暖化)に対応した品種に特化していくことも必要ではないか。
・土壌管理も併せて考えて欲しい。
・自然現象に合わせた果樹の研究も、長期的に考えると必要と思います。
・近年は、最高気温が史上最高を示すなど、異常気象化が進んでおり、その影響による品質低下が大きな問題となっている。その意味からも、今までとは違う視点からの研究が急務である。緊急性は高い。
・目的もはっきりしており、研究の成果が、生産者の所得向上にも繋がるので、ぜひ頑張って欲しい。
自己分析
緊急度の高い試験で内容も多いが、評価委員からの指摘のとおり、短期的に結果を出す部分を確実に行いつつ、ナシ以外の樹種の検討や長期的な視点の取り組み(土壌改良の効果など)も合わせて行っていきたい