これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)平成4年・5年に県が鳥取県ふるさと獣医師確保基金(2億1千万円)を造成しその運用益(1/2)と農林水産省補助金(1/2)により、鳥取県内に就職を希望する学生へ修学資金を給付。
(2)修学資金給付者は現在まで41名、そのうち県職員として就職経験がある者26名(途中退職者含む)
(3)獣医師確保対策として、鳥取大学での講義、公務員獣医師仕事説明会の開催、全国の獣医系大学の訪問やインターンシップの受入れを実施。同時に修学資金制度を紹介。
これまでの取組に対する評価
◇これまでの利用者41名中、40名が卒業し、32名が県内に就職他の8名は他県への就職、辞退など。修学資金利用者の県内定着率は80%と重要な制度である。
◇修学資金制度を利用する学生が少ないのは、獣医系学生の約半数がペット病院への勤務を希望していることもあるが、公務員獣医師の業務を認知されていない点も大きい。
◇進路を決定するのが卒業年の春になる学生も多い。また、他県も同様の修学資金制度を設けており、独自性が出しづらくなっている。