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平成２７年度
当初予算　一般事業（公共事業以外）　　一般事業要求 　　　　　支出科目　 款：農林水産業費　項：農業費　目：農業試験場費
事業名：

水田転作野菜の安定栽培技術の確立

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農林水産部　農業試験場　作物研究室　　

電話番号：0857-53-0721  E-mail：nogyoshiken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)		 正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 940千円 11,648千円 12,588千円 1.5人 0.5人 0.0人
27年度当初予算要求額 940千円 11,648千円 12,588千円 1.5人 0.5人 0.0人
26年度当初予算額 1,709千円 11,609千円 13,318千円 1.5人 0.5人 0.0人

事業費

要求額：940千円 　（前年度予算額 1,709千円）　　財源：単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:940千円

事業内容

１　事業の背景

水田転換畑での白ネギ、アスパラガス、ブロッコリーなどの安定栽培技術（品種、作型、圃場条件の改善）の確立が緊急かつ強く求められている。県東部に水田転作野菜の研究拠点設置が要望されている。

２　事業の目的

水田における主要野菜の産地化支援

３　事業の内容

【排水対策】

    （１）小型機械・器具による簡易排水技術体系の開発
    ・小型管理機等による明渠の再施工
    ・穴掘り機による局所排水
    ・土寄せ溝と明渠の簡易連結
    ・土寄せ同時の簡易心土破砕などの検討
    （２）早春のトラクタ作業を可能とする作業技術の開発、前年秋冬の耕耘、排水溝、明渠施工などの検討。

    【栽培基準】
    水田転換畑での試験が必要で、それを基にした栽培基準の見直し、作成を行う。
    （１）白ネギ
    ・水田転換畑に適した品種の選定
    ・高温乾燥期のかん水方法の検討
    ・秋冬ネギの前進化の検討
    ・排水対策技術の検討
    （２）アスパラガス
    ・面積拡大の障害となっている、定植時の重労働（重機による溝掘りなど）を軽減するための新たな定植方法を検討する。
    （３）ブロッコリー
    ・規模拡大に向けた機械化体系を確立する。（湿害回避のための畝立て栽培の中で、移植機等を導入）
    ・水稲収穫後のブロッコリー栽培を検討する。
    （４）新規品目
    水田転換畑での新たな品目の可能性を検討する。

    【作業強度軽減】
    高齢者や女性でも取り組みやすい作業体系、栽植様式の検討。

４　事業の効果

（１）安定栽培のために不可欠な基幹技術を見極める（省力できる技術とできない技術の区別）ことで、省力化が可能になるとともに収量や品質、収益の安定が図られる。
（２）得られた研究成果は、水田転換畑での野菜栽培のみならず、広く応用できることが予想され、受益の範囲が広い。

５　これまでの成果


（１）水田における白ネギ栽培
　・湿害に比較的強い品種の選定
　・高温乾燥期のかん水効果確認
　・広幅心土破砕機による排水改善効果
　・穴掘り機による局所排水効果
（２）水田におけるアスパラガス栽培
　・現行より簡易な栽植方式の収量性確認

６　事業期間と年次計画

平成２３年から２７年度（５年間）
水田野菜の品種・作型等の検討
　Ｈ２３　Ｈ２４　Ｈ２５　Ｈ２６　Ｈ２７
白ネギ　　○　　○　　○　　○　　○
ブロッコリー　　　　○　　○　　○　　○
アスパラガス　　○　　○　　○　　○

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

白ネギ品種は水田転換畑で収量・品質ともに良好な品種を選定した。また携帯型穴掘り機やモミガラを利用した排水効果について明らかにした。アスパラガスでは、まだ収穫１〜2年目の成績ではあるが、より簡易なやり方で、従来の方式と同程度の収量を確保できた。

これまでの取組に対する評価

　白ネギ品種などの成果は生産部等で参考にしてもらっている。水田での安定栽培技術への関心は高く、試験中の圃場視察も多い。
　アスパラガスの簡易な栽植方式については、従来より簡易に取り組むことができるため生産者の関心も高い。栽培期間が長い作物のため複数年の経過を確認する必要があり、引き続き結果に注目されている。
　穴掘り機による排水対策は実際に取り組んでみたいとの希望があり、現地での実証等も始まっている。

工程表との関連

関連する政策内容

市場競争力を高める低コスト生産・経営管理技術の開発

関連する政策目標

水田転作野菜の安定栽培技術の確立


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位：千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,709 0 0 0 0 0 0 0 1,709
要求額 940 0 0 0 0 0 0 0 940

財政課使用欄(単位：千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 940 0 0 0 0 0 0 0 940
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0

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