初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験/平成２７年度予算/とりネット/ 鳥取県公式ホームページ

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
27年度当初予算額	422千円	3,883千円	4,305千円	0.5人	0.9人	0.0人
27年度当初予算要求額	422千円	3,883千円	4,305千円	0.5人	0.9人	0.0人
26年度当初予算額	0千円	0千円	0千円	0.0人	0.0人	0.0人

（１）背景

・県内の人工林の多くが伐期に達し、伐採と利用、再造林の資源　　循環利用の時代を迎えている。

・再造林を進める上で、優良苗木を低コストで生産･供給するととも　に、植栽現地での作業省力化と苗木の成長促進を図るための方　法として、在来種の「裸苗」から優良品種の「コンテナ苗」の生産・　植栽への移行が求められている。

（２）研究の適合性

・県内では、これまでにスギ･ヒノキのコンテナ苗はほとんど利用さ　　れておらず、本県の環境条件に適合したコンテナ苗生産及び植　　栽現地での実証試験が必要である。

・コンテナ苗として、国有林等で導入されているマルチキャビティコ　　ンテナ苗などがあるが、県内での予備調査から、これらには改善　余地のある課題が見つかっている。

　（コンテナ育苗の密度管理、水分管理、根鉢の形成不具合や根　　　鉢取り出しの容易性など）

（３）研究内容

（３）－１　県産のスギ優良品種による各種コンテナ苗の比較試験

【使用品種】少花粉スギ(八頭８号)、耐雪性品種（とっとり沖ノ山）

・コンテナ等（裸苗、各種コンテナ苗）の種類ごとの育苗比較試験

　容器容量や育苗密度等、水分管理条件を変えて育成し、成長量　や地上部と根の充実度、育苗労力等を調査。

・容器の一部改良による試験

（３）－２　現地植栽による初期成長の実証試験

・コンテナ等の種類ごと、植栽時期ごとの活着率と初期成長を調査

（４）研究の効果

○生産者への効果

・今後、需要増加を見込み得る優良品種のコンテナ苗生産が可能　となる。

・コンテナ苗化により、裸苗生産で要した苗畑での根切り等の作業　が省力化される。

・苗木の出荷時期を分散化できる。従来ポットより根鉢径が細くな　　り、運搬が容易になる。

○消費者（造林者）への効果

・優良品種の植栽が可能となる。

・植栽適期が拡がり、「伐ったらすぐ植える一貫作業」による低コス　ト再造林を促進できる。

・植栽苗木の初期成長が向上することにより、下刈りの期間短縮省　力化を促進できる。

区分	事業内容	事業費（千円）
全体		3,045
H27年度	・少花粉スギを育苗条件を変えた各種コンテナへ移植・各種コンテナ苗の育苗・秋出荷用の各種コンテナ苗の成長量、根の充実度、得苗率等を調査	422（要求額）
H28年度	・春出荷用の各種コンテナ苗の成長量、根の充実度、得苗率等を調査・各種コンテナ苗の秋植栽	662（概算）
H29年度	・各種コンテナ苗の春植栽・各種コンテナ苗の秋植栽・植栽地の下刈り等・植栽後の活着率、成長、根の広がりの様子を調査	1,285（概算）
H30年度	・植栽地の下刈り等・植栽後の活着率、成長、根の広がり具合を調査	338（概算）
H31年度	・植栽地の下刈り等・植栽後の活着率、成長、根の広がり具合を調査・現地実証試験をふまえた、初期成長の優れたコンテナ苗生産技術の確立	338（概算）

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	0	0	0	0	0	0	0	0	0
要求額	422	0	0	0	0	0	0	0	422

区分	事業費	一般財源
計上額	422	422
保留	0	0
別途	0	0

初期成長の優れたコンテナ苗生産技術及び植栽実証試験

事業費

事業内容

１　事業概要

２　事業内容

３　事業計画

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位：千円)

財政課使用欄(単位：千円)