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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:家畜保健衛生費
事業名:

農場HACCP推進事業

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農林水産部 畜産課 衛生環境担当  

電話番号:0857-26-7287  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 2,140千円 5,436千円 7,576千円 0.7人 0.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 2,140千円 5,436千円 7,576千円 0.7人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 2,136千円 5,417千円 7,553千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,140千円  (前年度予算額 2,136千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,140千円

事業内容

1 目的

 米国などでは「農場HACCP(危害分析重要管理点)」に基づいた生産管理により農場から畜産物を出荷し、HACCP認証加工場・食肉処理場で処理されて、消費者へ出荷、輸出している。

     一方、国内生産畜産物で「農場HACCP」管理で生産されている畜産物は一部であり、県内では取組が進んでいない。
     そこで、鳥取県では、農場HACCP認証へ向かう農場を応援し、生産者へ農場HACCPの浸透を図り、県の独自認証に向けた仕組みづくりを検討し、食のみやこ鳥取県を強力に推進する。

2 事業概要

1 農場HACCPに関する窓口の設置
   農場HACCPの相談窓口を県に設置する。
     窓口:家畜保健衛生所、農業改良普及所

2 人材育成
 講習会等を開催し、農場HACCPに係る指導員を養成する。
(1)県内講習会 年1回
(2)農場HACCP認証に向かっている農場に対して支援しているサポートチーム(家畜保健衛生所、農業改良普及所)への専門指導員による指導会 月1回

3 農場HACCP認定手数料等の助成
 農場HACCP認定手数料等に対し助成する。
  補助率 県 1/2

3 事業期間

平成26年〜28年度

4 所要経費及び財源内訳

                               (単位:千円)

内容
事業
主体
事業費
要求額
負担割合
事業費区分
事業
主体
講習会開催等
1,540
1,540
1,540
認定手数料等の助成生産者
1,200
 600
1/2
 600
600
合計
2,740
2,140
2,140
600

5 背景

「食品製造業者、食品加工場、卸売店、小売店」といったフードチェーンでは、国際標準規格の食品衛生管理(HACCP、ISO:国際標準化機構)により消費者へ食品が提供されている。
 一方、生産者段階ではGAP(農業生産工程管理規範)にて法令順守に基づき点検していく手法がとられていたが、平成21年8月、農林水産省は畜産における「農場HACCP」の認証基準を公表し、国際標準規格のHACCPを生産者段階に導入することを推進している。
 平成25年4月、琴浦町の乳肉複合経営の農場が鳥取県内で第1号となる「農場HACCP」推進農場(農場HACCP認証の前段階)の指定を受け、現在は認証農場の指定を申請している。
 また、平成26年には乳用牛で1戸、肥育牛1戸の農場が推進農場の指定を受けた。
 
 その他、県内では酪農、採卵鶏、肉用牛といった農場で、「農場HACCP」の認証取得に向けた気運が高まっている。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成23年1月、県内のある乳肉複合経営農場で「農場HACCP」認証取得に対する取組が始まった。
 「農場HACCP」の取組にあたっては、「HACCPチームを編成すること」が認証基準に定められており、生産者、農場従業員、大山乳業、農業改良普及所、家畜保健衛生所等をHACCPチームとして編成し、民間団体(日本食品安全検証機構)主導により進め、平成25年6月、認証の前段階である「農場HACCP推進農場」の指定を中央畜産会より受けた。
 認証に向かうまでには、生産者の意識改革から始め、多くの時間と歳月及び人員が必要であり、生産者だけで認証に向かうのは困難なものとなっている。
 また、認証取得に係るノウハウについては多岐にわたり、県を含め、県内団体職員で、支援できる人材がいない状況で、「相談窓口」を県に設置してほしいとの要望が団体や生産者からあった。
 そのような中で新たに、酪農、採卵、肉用牛で「農場HACCP」認証に向けた取組が始まっており、平成26年度は2農場が農場HACCP推進農場の指定を受け、1農場が農場HACCP認証農場の申請を行った。

これまでの取組に対する評価

「農場HACCP」については、新たな取組であり、取組を希望する生産者に近い農業改良普及所や家畜保健衛生所が支援を行なっている状況である。県内で「農場HACCP」推進農場の第1号の指定を受けたことは、県内畜産農家に与えたインパクトは大きく、今後も「農場HACCP」認証に向かう農家は増えると思われる。
 食の安全は、フードチェーンである食品製造業者や加工場の努力だけでは成しえることは出来ず、原料となる畜産物を生産する現場から危害分析、生産工程管理のチェックを行ない、一貫した国際標準規格の生産管理体制を整備することにより、「食のみやこ鳥取県」を強力に推進する。
 また、「農場HACCP」認定に向けた取組状況をみながら、県独自認証に向けた検討も併せて行なう。

工程表との関連

関連する政策内容

安心安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制の整備

関連する政策目標

家畜疾病発生数の低減


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 2,136 0 0 0 0 0 0 0 2,136
要求額 2,140 0 0 0 0 0 0 0 2,140

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,140 0 0 0 0 0 0 0 2,140
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0