鳥取県が管理するウェブページのアクセシビリティ(※)を向上させるため、障がい者と協働してアクセシビリティ上の問題点を短時間で改善していくシステムをASPサービスで利用する。
(※)ウェブアクセシビリティ
高齢者、障がい者を含めた誰もが、情報や機能を支障なく利用できるような状態にあること。
<アクセシビリティ向上システムの流れ>
(1)プログラムによりウェブページの情報を収集する(クローリング)とともに、ウェブページにリンクを設け利用者からの申し出を受けることにより、アクセシビリティに問題がある箇所を抽出する。
(2)鳥取県情報センターから委託された障害福祉サービス事業所が、抽出された箇所について、元のページを書き換えること無く修正データを作成する。
(3)該当ページを閲覧する際は、元のページのデータと修正データが自動的に合成されることにより、アクセシビリティに配慮されたウェブページが提供される。
<事業のメリット>
(1)職員が煩雑な作業を行うこと無く、ウェブアクセシビリティを向上させることができる。
(2)障がい者や高齢者等からの申し出を受けることにより、利用者の視点に立って修正できる。
(3)障がい者の社会参加や就労へつなげることができる。
(4)世界初の技術を活用しており、鳥取県から全国の自治体や国の機関へクラウドサービスとして展開することにより、県内への経済効果が期待できる。