調整要求
○調整要求額
・要求総額 10,000千円
・財政課長査定額 8,000千円
・今回調整要求額 2,000千円
【要求内容】
鳥取砂丘新発見伝事業負担金(10,000千円)
・鳥取県負担金 10,000千円
・鳥取市負担金 10,000千円
合計 20,000千円
(鳥取市の状況)
鳥取市においても、9月補正予算で10,000千円の債務負担行為を要求。
○調整要求の理由
今年度に入ってから、鳥取砂丘で関係法令に違反する心ない行為(車両乗入、ロケット花火や動物の遺骸投棄等)が相次いでいることに鑑み、県民の砂丘を大切にする気運を醸成するため、自然観察会や自然学習会等の砂丘の素晴らしさを体感していただける自然体験系のイベントの新規掘り起こしを予定していることから、こうした民間主導の取組を引き続き支援するためには、これまで同様の予算規模が必要となるため、調整要求するもの。
今後の進め方
【課題】
・砂丘を大切にする気運醸成のためには、自然体験系のイベント開催が有効と考えられる。
・現在、本事業によって実施されているイベントは、アクティビティ系やアミューズメント系のものが多く、貴重な自然そのものを体感できるものが少ない。
※本年度の採択10事業中、自然体験系は1イベント
↓
【自然体験系イベントの新規掘り起こし等】
・自然公園財団や、砂丘の動植物の専門家、鳥取市等と連携して掘り起こしを図り、民間事業者による自然体験系イベント(現地体験、展示等)の実施に繋げる。
・自然体験系のイベントが集まり易い事業スキームを検討する(採択基準の見直し、一定数の自然体験イベントを採択する取扱い等)。
・自然体験系イベントの実施に併せ、主催者と連携して砂丘内でのルール(落書き・ごみの投棄・花火の発射・車両乗り入れの禁止等)についての一層の広報啓発を図る。
事業の内容及び補正予算を要求する理由
1事業の内容
鳥取砂丘再生会議が、鳥取砂丘の新たな魅力を発見する様々なイベントを民間から公募。応募のあったイベントを審査し、採択したイベントには主催者に「鳥取砂丘新発見伝イベント事業補助金」を交付し事業実施を支援。
2 補正予算を要求する理由
年度当初から実施予定のイベントがある場合、イベントの準備・広報などの期間が十分に取れないため、次年度に実施するイベントの公募・決定を本年度中に行なう必要があるため。
事業の成果
○県民主導のイベント展開で、新たな砂丘の魅力として認知され、定着化している。
・サンドボード選手権大会・・・国内唯一の全国大会として11回目を数え、体験試乗会とともに関西を中心に全国各地からの参加があった。
スケジュール
・11月上旬〜1月中旬 イベント公募・説明会の開催
・1月中旬〜2月中旬 応募イベントの審査・イベント決定
・2月中旬〜4月 各イベントの準備、広報開始
・4月以降 各イベントの実施
平成27年度執行見込み(事業費ベース)
(単位:千円)
| 予算額
(A) | 執行見込み額(B) | 差し引き
(A−B) | 備考 |
補助金 | 15,727 | 15,727 | 0 | 採択イベント10件 |
直営事業 | 473 | 473 | 0 | APGN関連イベント、すなのがっこう等 |
宣伝費 | 3,500 | 3,500 | 0 | チラシ、ホームページ等 |
事務費 | 300 | 300 | 0 | 文具、コピー用紙、発送料等 |
計 | 20,000 | 20,000 | 0 | |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・当該取組は平成12年から行っており、県民主導のイベント展開で、砂丘の新たな魅力の認知・定着化を図っており、平成27年度には8イベント実施予定(実施中イベントを含む)。
・より魅力あるイベントへの改善を目指し、本来の目的や独自性を客観的に評価する手法を採用実施。
これまでの取組に対する評価
・これまでの取組により、鳥取砂丘イリュージョンやサンドボード選手権大会など、広く認知され、県外からの参加もある。
・「スナバBEACH SPORTS FESTA 2015」、「鳥取砂丘×謎解き宝探しゲーム」など、新たなイベントも採択。
・さらなる新規イベントの発掘、既存イベントの活性化に向けた方策を検討する必要がある。