これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成25年度は、漁業生産者や仲買・加工業者を対象にした水産物の消費者動向セミナーを県内2箇所で開催(参加者61名)し、量販店の鮮魚販売を専門とする経営コンサルタントによる消費地での消費動向や産地で必要な取組などについての講演や参加者との意見交換を行った。(県産魚地域流通&消費拡大チャレンジ事業)
加工業者からの聞き取りでは、特に水産加工業者が多い境港では、短期間のうちに旬の魚が入れ替わる水揚げ状況があり、多魚種の加工に対応し販売していくには、産地情報をタイムリーに発信しながら、旬の魚を消費ニーズに合った形に加工し、販売するための販売促進スキルや手作業による鮮魚加工技術の向上が重要かつ喫緊の課題であることを確認し、平成26年度政策戦略事業で当該事業を立ち上げた。
これまでの取組に対する評価
平成26年度消費者動向セミナー(水産物流通改革・消費拡大チャレンジ支援事業)で県外の量販店の鮮魚バイヤーの産地市場、産地加工現場の視察や意見交換で産地加工された高鮮度魚のニーズが高いことが分かった。
その後、当該事業で境港の水産加工会社の「特殊凍結を利用した生食用冷凍鮮魚開発プラン」を支援中。
水産加工機器は特殊性が高く、高価なため、新商品開発、新機器導入をためらう水産加工業者は多い。
当該事業で新技術の試行、鮮魚加工人材育成及び新商品の流通経費の支援は水産加工業者がリスク軽減しながら県産魚を使った新商品開発や新技術にチャレンジ出来る意味で有意義。