現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 県土整備部公共の狐川水質浄化対策(汚泥発生メカニズム解析)事業
平成27年度
当初予算 公共事業  一般事業調整      支出科目  款:土木費 項:河川海岸費 目:河川総務費
事業名:

狐川水質浄化対策(汚泥発生メカニズム解析)事業

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県土整備部 河川課  企画担当 

電話番号:0857-26-7374  E-mail:kasen@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額(最終) 8,000千円 3,106千円 11,106千円 0.4人
26年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:9,024千円    財源:単県   追加:9,024千円

一般事業査定:計上   計上額:8,000千円

事業内容

1.背景

1)狐川流域は低地帯にあり、全川にわたり勾配が非常に緩く(勾配=1/1500〜1/1000)、平常時、洪水時ともに水が流れにくく、閉鎖的な水域となっているため、流域内からの汚濁物質がヘドロとなって溜まり、悪臭等の原因となっている。


    2)これまでも、ヘドロ浚渫などの対策により水質改善傾向は見られるが、地元関係者から水質悪化の原因究明と抜本的な対策を求める声が強くなっている。
     悪臭等の原因と思われるヘドロが発生する要因として、全体的に河床勾配が緩く、袋川の背水影響を大きく受け流況が悪いことが上げられる。

    3)また、ヘドロ浚渫を実施した平成12年度以降、徐々にヘドロの堆積が進む再堆積が懸念される。

2.事業概要

1)ヘドロ発生のメカニズムを究明した上で、その発生要因の除去及び水質浄化のために有効な対策を検討する。

表)今年度の検討状況
項 目
検討概要
検討結果
水門操作の弾力的運用
(H26.9.4)
干満差を利用したフラッシュ放流を試行し、堆積ヘドロの掃流効果を検証した。ヘドロ厚の減少は見られたものの、その効果は水門付近で数cm程度であり、効果の範囲は限定的であった。
関係機関による合同現地検討会
(H26.10.8)
関係機関(国交省、鳥取市、県環境部局・農林部局)合同で、狐川の下流から上流までの全区間を現地踏査し、問題点と課題を抽出した。晴天であるにも関わらず流入が見られたことから、生活排水の混入が疑われるが、発生源の特定には至っていない。
今後、詳細調査を実施し発生源を特定し、有効な対策を検討する必要がある。

2)今後の取組方針
 今年度の検討結果を踏まえ、次の事項について類似河川における対策事例等も参考に、関係機関との協議とともに対策について検討を行う。
 1.水門操作の弾力的運用
    ・条件を変えてのフラッシュ放流の実施
 2.浄化用水の導入
    ・上流山白川からの増水、幸町ポンプ場からの導水
 3.汚濁物質の流入抑制と浄化対策の実施
    ・河川への下水流入抑制
    ・各種浄化対策(吸着、植生、底張の工夫)

3.事業内容

1)ヘドロ発生メカニズムの究明
・水質及び底質調査を実施し、要因事象とヘドロ発生との因果関係を究明する。
・フラッシュ放流による効果の検証。
2)水質浄化対策検討
    ・浄化用水導入に向け、幸町ポンプ場分流水の活用と都市下水路狭窄部の改築等を含めた対策を検討する。
    ・類似河川での対策事例の効果を確認し、各種浄化対策の検討と実証実験等を実施した上で、狐川での有効性を検証し、実施に向けた検討を行う。

4.要求内容

狐川水質浄化対策検討業務 C=9,000 千円
・企画提案評価委員会経費
  報償費、特別旅費   C= 24 千円


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・H12〜13年度に、ヘドロ浚渫事業を実施
・H19〜20年度に、有用微生物群(Effect Microorganisms「EM」)を利用した水質浄化対策を試験的に実施
・今年9月には、狐川水門操作によるフラッシュ放流を実施

これまでの取組に対する評価

・水質調査(BOD)結果を見ると、堀切橋地点ではヘドロ浚渫後には水質が改善し、H16年度以降、ほぼ横ばいの状況を維持しているが、時間の経過とともに再度ヘドロが堆積しており、ここ数年BODは上昇傾向を示している。また、H21年度から水質調査を開始した秋里地点では、H23年度以降、環境基準を満たさない状況が続いている。
・有用微生物群(Effect Microorganisms「EM」)を利用した水質浄化対策を試験的については、継続的な取組みが成されず、水質浄化が図られることはなく、その効果も検証できていない。
・フラッシュ放流については、ヘドロ厚の減少は見られたものの、その効果は水門付近で数cm程度であり、効果の範囲は限定的である。

財政課処理欄


 対策検討業務について、類似事例を参考に金額を精査しました。
  評価委員会経費については技術企画課の予算を活用してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 9,024 0 0 0 0 0 0 0 9,024
保留・復活・追加 要求額 9,024 0 0 0 0 0 0 0 9,024
要求総額 9,024 0 0 0 0 0 0 0 9,024

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 8,000 0 0 0 0 0 0 0 8,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0