目的
県内各地で「伝統的なまちなみ」や「観光振興」など、地域特色を活かしたまちづくりに取り組んでいる地域がある。
その取り組みがより効果的なものとなるよう道路管理者として一体となって支援を行う。
事業内容
県内には「観光振興」などで地域特色を活かしたまちづくりに取り組んでいる地域がある。
しかしながら、そのアプローチとなる道路については、これらまちづくりへの配慮が十分とはいえない状況である。
そのため、県内で意欲的に「よりよいまちづくり」に取り組んでいる地元住民やまちづくり団体及び市町村と協働し、道路として側面支援していく必要がある。
(主な支援内容)
○まちなみに配慮した車道・歩道のカラー舗装などの美装化。
○景観にマッチした植栽を行い、地元住民との協働による維持管理を行うことで、みどり豊かな潤いのある道路空間を創出。
○まちのなかの主要地への案内看板設置。
(支援する地域)
・国土交通省の認定を受け、事業を実施する(した)地域
(例)街なみ環境整備事業等
・県と協力して、事業を実施する地域
(例)県と協力しながらまんが王国とっとりに取り組んでいる
県の観光振興に大きく貢献している
(予算の考え方)
・国の認定を受け、事業実施する(した)地域の支援にあたっては国庫事業の活用(国土交通省事業の効果促進事業の活用)を原則とするが、すでに事業が終了している地域については、単独事業費で実施する。
・県と協力して事業実施する地域の支援にあたっては、単独事業費で実施する。
要求内容
○(米子市皆生地区)県管理道路の美装化
皆生地区は県内で、三朝温泉と並ぶ温泉地であり多くの観光客が宿泊に訪れている。
特に近年では、米子ソウル便をはじめ、クルーズ船、DBSフェリー等による、外国からの旅行者が多く、その宿泊地の多くが皆生温泉となっている。
皆生温泉の中を縦断する県道米子環状線では、朝の通勤の車、温泉宿泊者の車、送迎バスにより、右折のレーンのない交差点において慢性的な渋滞が発生しているため、渋滞解消を目的に交差点改良を実施しているところである。
この地区は温泉街ということもあり、歩道も美装化されているが車道は従前の黒舗装であり、照明灯も部分的に景観に配慮したデザインものとなっているが既存のデザインのものと入り交じっており統一感がない。
事業実施にあたっての地元、観光協会との話し合いの中でも、交差点における車道のカラー化と景観に配慮した照明灯の統一を求める声があった。
交差点部のカラー化は、交通安全上の効果もあるため、他県においては多く用いられている手法である。
交差点のカラー化の実施により、交差点改良の効果とあわせ、より交通安全性を高めることができ、また景観とも統一し鳥取県を代表する温泉街にふさわしい「まちなみ」とすることができる。
事業実施にあたっては交付金を活用する。
工事概要:交差点のカラー化、照明灯の美装化 14百万円
箇所表
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成24年度の経済対策を活用し、鹿野の歩道を美装化。平成26年度は交付金を活用しコナン街道の歩道を美装化とあわせてバリアフリー化。
これまでの取組に対する評価
各箇所とも地元と協議しながら進めており、地元からは高い評価を得ている。