(1) と畜検査の実施
食肉の衛生確保のため、(株)鳥取県食肉センターに搬入される獣畜について、と畜場法第14条に基づき、と畜検査を実施する。特に判定の困難な事例に対しては、さらに細菌検査、病理検査、理化学検査等の精密検査を併せて実施する。
<平成25年度と畜検査状況>
○と畜検査状況
牛 7,806頭、仔牛 2頭、豚 83,677頭、めん羊 11頭、山羊 0頭
○精密検査状況
検査頭数 863頭、検査件数 5,218件
(2) 伝達性海綿状脳症(TSE)検査の実施
平成13年の国内での牛海綿状脳症(BSE)発生以来、牛海綿状脳症対策特別措置法に基づき、検査を実施。
平成17年に、検査対象月齢が0か月から21か月に引き上げられたが、消費者等の理解も得られていないとして、と畜検査を行う全自治体で、引き続き全頭検査が行われた。対象外の21か月齢未満牛に係る検査費用は、継続措置として平成20年7月末まで国の補助があったが、その後は各自治体の独自財源で検査が続けられた。
平成25年6月の省令改正において、牛の検査対象月齢が48ヶ月に引き上げられたことを契機に、平成25年6月末で全国で行われていた牛の全頭調査が終了した。
<検査対象>
・48か月齢超の牛
・12ヶ月齢以上のめん羊・山羊
<平成25年度TSE検査実績>
牛(4〜6月:全頭検査、7月以降:48か月齢超) 2,908頭
めん羊 11頭
<平成27年度検査予定頭数>
牛(48か月齢超) 1,338頭、めん羊・山羊 11頭
(3) 衛生指導の実施
と畜場((株)鳥取県食肉センター)の管理者、作業員に対し、食肉衛生に係る衛生指導を実施。
(4) 生産者現場への情報のフィードバック
と畜検査結果を生産者、関連機関の皆様にフィードバックし、生産段階での病気の予防、衛生確保等につなげる。
(5) 調査研究
食肉の安全を確保、検査業務のスキルアップのための調査研究を実施。