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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

山陰海岸世界ジオパークネットワーク推進事業

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生活環境部 緑豊かな自然課 山陰海岸ジオパーク推進室  

電話番号:0857-26-7236  E-mail:midori-shizen@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 89,059千円 30,284千円 119,343千円 3.9人 3.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 58,071千円 30,284千円 88,355千円 3.9人 3.0人 0.0人
26年度当初予算額 56,137千円 30,182千円 86,319千円 3.9人 2.5人 0.0人

事業費

要求額:58,071千円  (前年度予算額 56,137千円)  財源:単県、国1/2 

一般事業査定:一部計上   計上額:46,263千円

事業内容

1 事業概要

○山陰海岸ジオパークが世界ジオパークに再認定され、ツーリズムの推進などの観光面等での活用、県外等への認知度向上に繋がる事業等を、引き続き山陰海岸ジオパーク推進協議会と連携して推進する。

    ○関西広域連合においても、山陰海岸ジオパークの認知度向上のためのトッププロモーションや訪日観光対策の事業を進める。

2 背景・経緯

○山陰海岸ジオパークは、平成22年10月に世界ジオパークネットワークに加盟、平成26年には再認定され、地域において教育や観光活用に向けて様々な取り組みが始まり定着されつつあるところ。
○再認定審査において、審査員から4年前の指摘事項が改善されており、地元住民の活動も活発であるなどのコメントをいただき、今までの活動を着実に推進されていることが高く評価されたところ。
○しかしながら、外国人対応のさらなる充実、拡大エリアの地質学的PRのの推進、ジオパークエリア内の視認性の向上などの課題も指摘されたところである。
○平成27年度においては、APGN山陰海岸シンポジウムの開催を控え、国際的な飛躍や教育、観光、保全等について山陰海岸ジオパークをさらにブラッシュアップし、さらなる推進を図る。

3 事業内容

(単位:千円) 
項目
内容
要求額
ア ジオツーリズム・ガイド活動に関する事業
山陰海岸ジオウオーク補助金【継続】
(国庫1/2)
エリア全域で実施するウオーキング大会のうち、エリア西側で実施されるウオーキング大会への補助(補助率:定額)
(1,500)
  1,500
旅行会社等商品造成推進委託【継続】県外旅行会社職員の現地招致経費やツアーを新しく造成した場合の経費支援を(社)鳥取県観光連盟に委託する経費
(6,000)
5,000
ナツヤスミ宿題ラリー【継続】小中学生を対象に、夏休みの宿題対策としてジオパークをテーマにジオパークガイドを活用した体験型学習講座を集中開催。
(3,600)
3,600
イ おもてなしの向上に関する事業
電動アシスト自転車管理業務委託【継続】ジオパークエリア内のアクセス向上を図る電動アシスト自転車の貸し出しを委託(委託先:岩美町観光協会)
※利用料収入で維持管理するため県の委託料は不要
   −
ジオパーク内自然歩道の眺望景観回復ジオパークエリアの眺望状況を調査し、回復のための雑木枝払、伐採等を行う。
(0)
1,000
外国人対応等ガイド職員の配置【継続】砂丘事務所、山陰海岸学習館に専任の職員を配置(英語対応)
(4,926)
 4,938
ウ 情報発信に関する事業
鳥取空港電照看板掲示【継続】山陰海岸をPRするため、鳥取空港内に電照看板を引き続き掲示
(1,296)
1,296
鳥取砂丘検定の実施【継続】鳥取砂丘検定実行委員会に対し負担金を交付(補助率:定額)
(400)
 250
県外等へのPR【継続】県外、海外等への山陰海岸ジオパークの更なる魅力発信を図る(広告、雑誌掲載、ホームページ作成、ポスター、パンフレット印刷経費等)
(9,900)
10,000
エ 調査研究活動の推進
山陰海岸ジオパーク調査研究支援補助金【継続】鳥取県内の山陰海岸ジオパークエリアにおける調査及び研究活動を支援する。
(1,500)
1,500
エ 山陰海岸ジオパーク魅力活用総合補助金
山陰海岸ジオパーク魅力活用総合補助金【継続】(国庫1/2)山陰海岸ジオパークを活用した
産業振興、ジオツーリズムの振興、受入れ態勢の向上等につながる事業に必要な経費を支援
(17,000)
15,422
オ その他
山陰海岸ジオパーク推進協議会への負担金山陰海岸ジオパークを推進するために組織された、「山陰海岸ジオパーク推進協議会」に対し負担金を交付。平成27年度については、APGNシンポジウム開催のための追加負担のため821千円増額。
(4,952)
5,797
鳥取県政ジオバイザリースタッフの配置【継続】専門的かつ幅広い見識に基づく助言、サポート等を得てさらなる推進を図るため設置
(396)
396
非常勤職員の雇用APGNシンポジウムの事務補助、イベント補助等
(903)
1,808
その他非常勤職員費用弁償、パンフレット増刷、イベント経費、取材経費等
(3,664)
  5,564

4 山陰海岸ジオパーク推進協議会への負担金

山陰海岸ジオパークを推進するために3府県6市町の行政等の団体で組織された「山陰海岸ジオパーク推進協議会」に対し毎年度負担金を交付している。(通常予算として4,952千円負担)
また来年度、山陰海岸ジオパーク推進協議会では、下記の事業のほか第4回APGN(アジア太平洋ジオパークネットワーク)山陰海岸シンポジウム開催(別途821千円負担)など、世界ジオパークネットワーク加盟地域とのつながりの強化等を積極的に推進していくこととしている。
協議会実施の想定事業
○ジオパークフォーラムの開催
○ガイド養成講座、交流会の開催
○ジオパークを活かした学術研究、教育面での活用
○ジオパークフェスティバル、キャンペーンの実施等
○モニター旅行の実施  など

5 関西広域連合事務局として実施予定の主な業務

平成22年12月に設立された関西広域連合の山陰海岸ジオパークに係る業務は、当県が担うこととし、訪日観光対策に関する事業や海外へのPRに係る事業を、関係自治体、及び山陰海岸ジオパーク推進協議会等と調整しながら実施していく。
○予算については、企画課要求
○関西広域連合(広域観光・文化振興分野:事務局京都府)で今後行う事業
1 KANSAIブランドの構築
 ○超広域観光周遊ルートの策定
 ○KANSAI国際YEARの実施
 ○海外観光プロモーションの実施
 ○KANSAI観光大使の任命と活用
 ○魅力ある関西観光の発信
 ○山陰海岸ジオパーク活動の推進
※山陰海岸ジオパークのトップセールス、観光セミナーの開催、外国人観光客向けガイドブック等によるPRなどインバウンド活動を行う。

2 基盤整備の推進
 ○通訳案内士等の人材育成

6 世界ジオパークネットワークとは

◇ジオパークは、地質遺産を含む一種の自然公園で、地質遺産を保護し研究に活用するとともに、教育や地域の振興に活かすことが目的。
◇ユネスコの支援により、2004年に世界ジオパークネットワーク(事務局:ユネスコの生態・地球科学部門)が設立。(現在、中国、ヨーロッパを中心に100カ所が加盟(平成25年9月現在)。日本では平成21年8月に糸魚川地域等3地域が初めて加盟し、平成22年に山陰海岸が4箇所目の加盟をはたす。)

(加盟するメリット)
◇世界ジオパークネットワーク加盟に際して審査があるので、ジオパークとしての質の高さが保証される。
◇世界的な知名度が高まる。

(参考)山陰海岸ジオパーク推進協議会の概要

(参考)山陰海岸ジオパーク推進協議会の概要
◇役員:会長 中貝 宗治(豊岡市長) 
◇構成員:行政、商工団体、観光団体、漁協、遊漁船会社等
*行政は、3府県(京都府、兵庫県、鳥取県)、3市3町(京丹後市、豊岡市、新温泉町、香美町、鳥取市、岩美町)が参加。

山陰海岸ジオパーク推進協議会HP
http://sanin-geo.jp/


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
(年度別の推進経過)
平成18年度
◇山陰海岸国立公園但馬地域連絡会議で世界ジオパークネットワーク加盟に向けた組織を設立することを決定
平成19年度
◇山陰海岸ジオパーク推進協議会設立(7月)
平成20年度
◇日本ジオパークに認定(12月)
平成21年度
◇国内からの世界ジオパークネットワーク申請地域に決定(10月)
平成22年度
◇世界ジオパークネットワークへの加盟が認定(10月)
平成23年度
◇山陰海岸ジオパーク推進協議会を中心に、山陰海岸ジオパーク110kmウオーク、山陰海岸ジオパークスタンプラリー等エリア全域を対象としたイベントの開催が行われた他、当県としても、引き続き地元での取組に対する支援や、県内外でのPRを行った。
平成24年度
◇第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク(APGN)シンポジウム開催(平成27年度)が決定
平成25年度
◇山陰海岸国立公園指定50周年記念事業と連携し、PIKA-PIKAイベント、宿題ラリー等により、山陰海岸ジオパークの魅力を国内外に発信。
平成26年度
◇世界ジオパークの再認定を受け、また、鳥取市青谷町、鹿野町などの地域へのエリア拡大についても認められた。

これまでの取組に対する評価


○世界ジオパークに再認定され、審査員からは、4年前の指摘事項も改善され、地元住民の活動も活発で素晴らしい、というポジティブな評価をいただいたところ。
○しかしながら、更なる向上のために外国人対応の充実や拡大エリアの地質学的PR、視認性の向上等について、審査員からコメントがあった。
○審査員の指摘に対する改善を図りつつ、来年度はAPGN山陰海岸シンポジウムが開催され、世界にPRする絶好の機会であり、多方面で取組を強化し、、世界のジオパークが目指すモデルとなれるようさらなるブラッシュアップを図っていくことが必要。
○併せて、まだまだ国内外での認知度不足は否めないところであり、引き続き普及・啓発に取り組んでいくととともに、広域観光ルートを設定し観光客に来て頂く取組を図っていく。。

財政課処理欄


 県外広報宣伝費については、観光の切り口を含めた広報宣伝になるよう、政策戦略事業で全体を整理してください。
 また、非常勤職員(事務補助)の配置は認められません。(業務効率推進課査定)

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 56,137 18,950 0 0 0 0 0 23 37,164
要求額 58,071 16,861 0 0 0 0 0 27 41,183

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 46,263 11,861 0 0 0 0 0 20 34,382
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0