(1)PCB廃棄物(高濃度)処理基金への補助
○PCB廃棄物処理基金
・国、県からの補助金と産業界等からの出えん金を原資として、(独)環境再生保全機構が造成。
・基金は、中小企業者がPCB廃棄物(高濃度)を日本環境安全事業(株)(=JESCO)で処理する場合の処理費用等に充当。
⇒処分費用の70%を助成(破産者等については95%助成)
○基金造成計画(期間:H13〜)
・基金造成予定総額 560億円
⇒造成累計額(H26年3月末)490億円(国245億円、都道府県240億円、産業界5億円)
・H27造成予定額 14億円(国7億、都道府県7億)
(2)低濃度PCB廃棄物の処理支援
○国の無害化認定施設等で処理することになっているが、施設数は全国的に不足しており処理が進んでいない。
・全国20施設(H26年9月末現在)
・低濃度PCBの処理体制の推進について国要望(H25要望)
○H25年8月、県内の事業者が国の無害化認定を受けたことにより、県内の処理環境が改善された。これを契機に、県内の低濃度PCB廃棄物の処理を加速させるため、H26年度に処理が進んでいない中小企業に対して処分経費の一部を助成する制度を創設。
⇒低濃度PCB汚染機器処理支援事業補助金
・対象:中小企業者(PCB保管事業者)
・期間:H26〜30(5ヶ年)
・補助率:処理経費の1/2
・H27年度要求額:11,800千円
※処理見込(5ヶ年):200千円×341台×1/2=34,100千円
※H26年度予算額:7,100千円(71台処理予定)
※今回要求額:200千円×118台×1/2=11,800千円
(3)PCB廃棄物適正処理の普及啓発等
・電気保安関係団体等と連携して、未届PCB廃棄物の掘起こしを推進。
・県内の自家用電気工作物設置事業者へのPCB汚染機器の使用、保管の有無に関する掘起こし調査
・PCB廃棄物保管事業者に対する早期処理の指導
・使用中PCB電気機器等の把握と適正処理の普及啓発
・保管事業所への立入検査(毎年1回) 等
15,181千円(平成26年度予算 10,481千円)
・PCB廃棄物処理基金への補助金 3,381千円
・微量PCB汚染機器等処理推進助成金 11,800千円