(2)射撃環境の確保・改善
鳥獣害対策に欠かすことの出来ない銃猟者を育成するため、射撃環境の改善に向けた各種取組を実施
※銃猟者:猟銃(散弾銃・ライフル銃・空気銃)を用いて鳥獣を捕獲する資格
を有する者
1)大口径ライフル射撃環境整備の在り方検討
ア.連絡調整会議の開催 128千円(252千円)
大口径ライフル射撃場射の整備の在り方、ソフト対策及射撃環境全般についての検討を実施
《内容》
・鳥取県内への大口径ライフル射撃場設置の可能性
整備の可否と代替え措置(ソフト対策)、既存施設改修又は併設の検討など
・射撃場整備に伴う銃猟者確保対策について
2)銃猟者への直接的な支援措置
ア.射撃練習奨励金 2,575千円(2,790千円)
有害鳥獣捕獲作業に従事する者で、一定数(年間2回以上)の射撃を行った者に対する係る経費の補助
(補助事業者:市町村 定額:@5,000円)
イ.散弾銃技能講習受講支援 600千円(600千円)
有害鳥獣捕獲作業に従事する者で、散弾銃に係る技能講習を受講する者に対する係る経費の補助
(補助事業者:市町村 定額:@5,000円)
ウ.ガバメントハンターの育成 475千円(475千円)
鳥獣対策関係業務に携わる自治体職員で、業務に資する目的で猟銃を所持する者への資格取得経費の支援
(補助事業者:市町村 補助率:県1/3、市町村1/3)
※ガバメントハンター制度:行政が直営で管理する捕獲者制度
エ.ライフル銃技能講習受講支援 125千円(264千円)
ライフル所持者に対する技能講習受講に係る経費の支援
県外施設に出かけて法定講習を受けるのに要する経費の一部を 助成(25人/年 @5,000円)
野生鳥獣の捕獲における狩猟者が果たす役割は非常に大きく、その確保は喫緊の課題となっており、本事業を実施することで以下の効果が期待できる。
◎有害鳥獣捕獲又は個体数調整等を担う有能な狩猟者の育成・確保を総合的に図ることができる。
◎銃猟者の負担軽減や、継続的に銃猟者を確保していく基盤を整備し、若手銃猟者の育成や資質の向上を期待。
◎資質の高い銃猟者を確保することで、「ガバメントハンター制度」の拡大等、新たな施策展開が期待される。