1 目的
県産材を活用した木造住宅や伝統技術等の良さを広く県民へ普及啓発することにより、県民の住生活の向上及び地域住宅産業の振興、育成を図る。
2 事業概要
木造住宅の建設に携わる者の組織する団体が、県民等を対象に、次の目的を達成するため実施する事業を支援する。
・木造住宅の良さ、伝統技術に関する普及啓発
・木造住宅産業の振興と地場産業の育成
・県民の住生活の向上
・森林環境保全及び県産材重要拡大の推進
○対象事業例:イベント、セミナー開催等
○補助率:事業費の1/2
3 現状及び背景等
○戸建住宅の建築着工戸数が年々減少する中、地域工務店の多くは大手住宅メーカーの商品力・営業力に押され、苦戦を強いられている。
○地域の工務店が、木造住宅や伝統技術の良さをPRしたくても、単独での実施は困難で、団体も資力は乏しいため、公益的な事業に対する県の支援が必要。
○これまで行われた「木の住まいフェア」等の県民向けイベントは、県が取組む住宅の環境性能向上、一定の性能を容易に確保できる鳥取県型環境配慮住宅(鳥取エコハウス)の概念とマッチした理念の下行われるものであり、県施策のPRも期待できる。
4 必要経費
3,000千円(国1/2、県1/2)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○一般社団法人鳥取県木造住宅推進協議会
木の住まいフェア(平成19〜26年度)
県産材を使用した住宅の事例(写真)・模型等の展示、無料住宅相談会、伝統技術の体験型イベント等を実施。
(平成25年度実績)東部・中部・西部3箇所で開催(計3,300名来場)
(平成26年度)
東部:10月18,19日 鳥取産業体育館において開催
中部:10月26日 倉吉駅前広場において開催
西部:9月27日 米子産業体育館において開催
○「住まい・職人の技inくらよし」実行委員会
「住まい・職人の技inくらよし」(平成20〜26年度)
倉吉市旧牧田家の周辺において、木造住宅の良さや伝統技術の普及啓発を目的としたイベントを実施。
(平成25年度実績)計331名来場
(平成26年度)
11月15,16日 倉吉淀屋(旧牧田家住宅)において開催予定
これまでの取組に対する評価
○各イベント共に多数の県民の来場があり、木造住宅や伝統技術の良さが協力にPRできた。また、住宅リフォーム、耐震化等に関する相談会により、県民の安全安心を守る活動にも取組めた。
○業界も、多数の来場を図るべくPR手法に関する工夫が見られ、これらに関するノウハウが蓄積できている。
○複数の地域工務店が連携して、イベントの企画、運営を行うことにより地域工務店同士の結束力向上や地元建築業界の育成に繋がった。
○県の関係施策も、直接県民と対話しながらPRすることができた。