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平成27年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:環境衛生費 目:環境保全費
事業名:

日本海沖メタンハイドレート調査促進事業

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生活環境部 環境立県推進課 次世代エネルギー推進室  

電話番号:0857-26-7895  E-mail:kankyourikken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 8,418千円 10,095千円 18,513千円 1.3人
補正要求額 2,934千円 0千円 2,934千円 0.0人
11,352千円 10,095千円 21,447千円 1.3人

事業費

要求額:2,934千円    財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,934千円

事業内容

1 目的

 国等の調査で鳥取県沖において表層型メタンハイドレートの賦存の可能性が確認された。そこで鳥取県沖に資源を有するという地理的優位性を活かし、国による資源調査・開発を促進させるため、地元の開発気運を醸成させる普及啓発事業などに取り組む。さらに、開発による利益が地元に還元する仕組みを構築するために、調査や採掘技術の開発を担う人材の育成、漁業従事者との調整、環境アセスメントに資するデータの整理など先進的に取り組む。

2 背景

国のメタンハイドレート調査では、本年度に鳥取県沖のコアサンプル(海底地質)を採取する予定となっている。洋上で採取された柱状のコアサンプルの半分を乗船研究者の研究に利用し、残りの半分を後年の調査・研究のために保管されることとなっている。

3 事業概要

鳥取MHコアセンター(仮称)整備事業 2,934千円

    (1)事業の目的
     今年度より本格的な採取が予定されているコアサンプルを保管する場所を提供するとともに、メタンハイドレート調査関係者が利用可能なスペースを確保することで、人材育成や調査研究を推進させる。
    (2)要求内容
    ◆鳥取港湾事務所1階(旧海友館)の整備
     採取されたコアサンプルを保管するプレハブ冷蔵庫を明治大学が設置できるように、必要な経費を要求する。
    ◆鳥取港湾事務所2階(旧はやぶさ待機室)の整備
     今後、研究者が議論をする場や資料の研究準備をする場などの利用目的として、明治大学、鳥取大学、県の3者連携により施設を設置できるように、必要な経費を要求する。

4 鳥取MHコアセンター(仮称)で想定される関係者の役割

(1)県の役割
 ・日本海側で採取されるコアサンプルを調査研究関係者が利用しやすい環境を提供する。
(2)明治大学の役割
 ・1階スペースのプレハブ冷蔵庫を設置し、その中に海洋調査で採取したコアサンプルを搬入・保管し資料の分析等を統括する。
(3)鳥取大学メタンハイドレート科学講座の役割
 ・資源調査・研究等に利用できるように関係者と協力し、コアサンプルの維持管理を行う。

5 コアサンプルの搬入のスケジュール

    7月   移設先の整理、引き続き移転作業を開始
5月〜11月  コンテナを鳥取港湾事務所駐車場スペースに設置
     8月   鳥取港湾事務所1階改修開始
         (プレハブ冷蔵庫を設置)
12月  プレハブ冷蔵室完成後、コンテナ内のコアを搬入

参考 コアサンプルについて

◆コアサンプルとは何か

 海底地層を調査するために、ピストンコアラーやボーリングによって採集される連続的な柱状の地質資料をコアサンプルと呼ぶ。表層型メタンハイドレートの調査では船上よりボーリングにより掘削して、海底より百数十メートルの深さまでのコアサンプルを採取する。

◆コアサンプルからわかること
 コアサンプルを分析することで、メタンハイドレートの分布状況や資源量が把握できる。さらに基礎調査が進みデータが蓄積されることで、メタンハイドレートの成因分析、濃集海域の特性等が明らかになり、探査技術を発展させたり、賦存する有望海域の絞り込み手法など技術開発に繋がる。
 また、従来の石油掘削とは異なり、メタンハイドレートの科学掘削では、あらゆる場所を掘削してコアサンプルを集めることが、資源としての活用に繋がるような海底下の世界の謎を解明する研究や技術開発に役立つ重要な情報になる。

◆海洋コア研究施設構想
  コアサンプルを保管する場所を提供し、将来的には調査関係者がコアサンプルを共同研究できる利用スペースを目指す。
 このことにより、メタンハイドレートの基礎調査が促進され、研究者がコアサンプルを実査できる海洋コア研究の拠点となることで、人材育成事業や資源開発などに好影響を期待する。



財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 8,418 0 0 0 0 0 0 0 8,418
要求額 2,934 0 0 0 0 0 0 0 2,934

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,934 0 0 0 0 0 0 0 2,934
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0