これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・若年性認知症対策は、平成21年度に創設した新たな国の事業で、認知症の人と家族の会鳥取県支部に委託している。
・若年性認知症自立支援ネットワーク会議の運営、若年認知症サポーターの養成、若年本人の集い、若年認知症自立支援ネットワーク研修事業などを実施してもらっている。
・また、平成23年度には、鳥取県内の若年認知症実態調査も実施し、本人や家族の生活実態やその課題などを抽出した。
・平成24年度に、若年性認知症に対する理解の促進、普及啓発を目的として、鳥取県版若年性認知症支援ハンドブックと企業向けリーフレットを作成した。
・平成25年度からは若年認知症サポートセンターを設置し、若年性認知症に特有の課題(経済面や家庭での問題)に取り組んでいる。
これまでの取組に対する評価
・月1回開催されている当事者の集い「にっこりの会」は、1回につき本人の参加が3人から6人と少人数ではあるが、ピアカウンセリングや情報交換の場として喜ばれている。特に笑い庵周辺での活動では、フリーマーケットに出店するなど若干の収益も上げるようになった。
・平成26年度からは3圏域で「にっこりの会」が開催されるようになった。
・若年性認知症自立支援ネットワーク会議では、認知症地域支援推進員や認知症疾患センターの連携担当者が参加するなど、徐々に各地域資源が連携しつつある。また、平成23年度の実態調査を機に西部圏域で開催されていた会議を全県対象とし、若年の対策検討の場となっている。
・若年性認知症支援員の養成については、認知症高齢者とは異なる支援のあり方を学ぶ必要があり、集いスタッフとしてだけではなく、若年認知症支援者の育成の場としてさらに充実して取り組む必要がある。