1 事業内容
倉吉農業高校の大型特殊自動車免許取得施設を整備する。
2 当該施設の概要及び現状
倉吉農業高校では、「農業機械」科目において大型特殊自動車(農耕車限定)運転に関する学習を行い、同時に運転免許取得も目指している。自校に自動車学校指導員を講師として招き、運転技術や道路交通法等に関する講義を受け、実技試験も自校内の施設において実施している。
しかし、施設が経年により施設基準に合致し難くなってきたことから、運転免許試験場から施設改善についての指導を受けた。
なお、改善指導への対応措置を取らない場合には、自校での実技試験の実施ができなくなる恐れもある。
【施設の現状】
・昭和44年度の整備から44年が経過しており、道路と道路外の境界を示す縁石が老朽化している。
・路面が未舗装のため、大型トラクターの走行により土砂がえぐられ、縁石が土砂に埋もれている。
3 大型特殊自動車(農耕車限定)運転免許について
・大型特殊免許は、大型特殊自動車を公道で運転するために必要な免許である。そのうち農耕トラクター、農薬散布車、刈取脱穀作業車等に係るものが「農耕車限定」であり、営農には必須の免許である。仮に、免許を取得せずに公道(農道含む)を農耕トラクターで走行した場合、無免許運転となる。
・満18歳で取得試験の受験が可能となる。(普通自動車運転免許を持っていなくても受験可能である。)
4 免許取得及び施設整備の必要性
・営農には必須の免許であることから、倉吉農業高校では、昭和44年度の施設整備以来、現在まで約1,600名の生徒が取得している。
・自動車学校でも教習を受けることはできるが、学校の授業として教習を受け、検定手数料等のみで免許を取得できることは、生徒にとって経済的、時間的に大きな助けとなり、進路を考える上でも大変有利となる。
・生徒募集案内でも同免許取得が可能としており、在学中の生徒も免許取得を希望していることから、できるだけ早期に整備する必要がある。
5 スケジュール
(1)整備内容
・縁石の明確化を行うため、縁石ブロックを更新する。
・土砂による縁石埋没及び大型トラクター走行による路面損傷を防ぐため、路面の舗装を行う。
・路面に中心線ライン等を引く。
(2)工事等実施時期
・測量調査、実施設計 平成26年5月〜平成27年1月
・工事実施 平成27年3月〜平成27年7月
6 要求額内訳
(単位:千円)
区分 | H26 | H27 | 合 計 |
委託料 | 2,216 | − | 2,216 |
工事請負費 | 6,452 | 9,678 | 16,130 |
合 計 | 8,668 | 9,678 | 18,346 |