鳥取大学等の研究者で構成する「鳥取県地下水研究プロジェクト」において、県内の地下水の保全や持続可能な利用に資するため、以下の調査・研究等を行う。
■地下水流動解析等
◇これまで(H25〜26)の西部地区シミュレーションモデル構築過程に判明した課題への対応を行うとともに、下記の予測解析を行う。
これにより、対象地域の現在の地下水の広域流動や収支、水循環等の状況を把握するとともに、揚水量や土地利用等の条件が変わったときの地下水環境の変化を予測し、地下水を保全するための必要な施策検討に資する。
※予測解析とは・・・環境パラメーター(揚水量、気候、流域の土地利用等)が変化した場合の予測計算
(1) 不足する水文データの追加収集
(2) 追加データによるモデルの精度向上
(3) 強化モデルを用いての予測解析
■解析結果の運用
地下水保全条例では、地下水の枯渇や水質異常のおそれのある地区を「重点保全地区」に指定することができるが、これらのシミュレーション結果により、指定する際の検討用データとする。