概要
県内公立学校の情報教育や情報共有を支援する教育情報ネットワーク[Torikyo-NET]の整備・充実、また、安定したネットワーク環境を維持しながら、教育におけるICT(情報技術+コミュニケーション)の利活用を推進するため、現在、鳥取県情報センターに管理委託し運用を行っている支援業務(運用・管理)のさらなる充実を図る。
要求理由
県内公立学校へ、タブレット端末の導入が進んでおり、授業の中で、教員または児童・生徒が活用する場面が増えてきている。しかしながら、学校備品であることと、1台のタブレット端末を決まった生徒が使用する状況ではないため、児童・生徒の学びの過程を蓄積させることができない現状がある。また、タブレット端末の特性上、簡単に外部の記録媒体にデータを移動させることが難しい。
そのため、民間の企業ではすでに無線LAN経由で簡便に保存させる仕組みが構築されているが、個人情報保護の観点で考えると、より安全性の高い仕組みが必要である。
内容
Torikyo-NETで、タブレット端末のデータを無線LAN経由で簡便に保存させる仕組みを構築させ、児童・生徒の学びを支援していくシステムを設置したいと考えており、システムの構築に向け、現在Torikyo-NETを管理している情報センターと連携し、より良いシステムを構築するために2年間検証を進めていく。
所要経費
情報センター管理委託費の中のowncloud等の構築支援費として
64.0 人日 × 35,000円 = 2,240,000円(税抜)
179,200円(消費税)
合計 2,420(千円)
戦略事業(「新たな学び」研究推進事業)との関係
本事業は、戦略事業である「新たな学び」研究推進事業の、(3)ICT活用のためのWebベースICT環境の構築実証研究(2年間)に係る経費であり、鳥取県情報センターの業務支援の中で、フリーのWebアプリケーションを教育利用・評価し、今後の環境をより安価に安定して稼働させるための実証実験を行う。